「アーティスト村初営業」
2021年10月23日、初めてお客様をキャンプ村に泊めた。
通っている革細工教室の同期の知人が、友達を連れて、バーベキューや焚火を目当てに親子連れで来てくれたのである。
とても嬉しい営業初日だった。
お客様がキャンプ場に到着するまで、まだかまだかと緊張していた。
スマートフォンのライン電話がなり、すぐ近くまで着いたと連絡があって、通話で誘導してご到着に預かった。
知人と久しぶりの再会である。
ここに来るきっかけは、知人が幼い息子さんに花火をさせたいと、革教室で言っていて、このキャンプ場を案内したのだった。
子供さんたちは3人いて、到着するなり興奮し、キャンプ村のバンガローや敷地内の面白い様子にはしゃぎ始め、たくさん遊んだと思う。
実は、花火をはじめ、火を使うバーベキューと焚火は人にやらせた経験がなかったので、とても心配していた。
心底ドキドキハラハラし万全の体制で備えていた。
だが、来ていただいた知人のお友達が、火の扱い全般に慣れているようで安心できた。
消火器も新調したばかりで、バケツに水を汲んで差し上げ、管理棟からいつでも消火できる体制で待機していた。
私にできるのは、お客様に心より楽しんでいただき、不足の事態に備えることだ。
夜も近づいてくると、念願の花火を子供達は楽しんだ。
知人の本望が叶った格好である。
その後は焚き火である。
ここ最近、急にすっかり秋になって寒くなったので、大自然の中での焚き火は心も体も温める。
夜が冷える中で、お客様は深夜0時頃まで、星を見ながら、焚き火を囲んだ談笑を楽しまれた。
朝もバーベキューと焚き火を楽しまれて、とても楽しんでいただけたと思う。
何も問題も起きず、初営業は大成功だったと思う。
アーティスト村の趣旨である作品制作こそできなかったものの、実際来て頂いて、お子様と心から遊んでもらえたことはとても大きな収穫だった。
大きなやりがいを感じている。
チェクアウト後の夜は疲れ切ってぐっすり寝た。
仕事の終わった夕方に空を見上げたら、バンガローの上に竜の頭の形の雲が忽然と現れた。
大変縁起の良いものが頭上に現れ、神様が祝ってくれているようで嬉しかった。
芸術村はまだ初めの第一歩だが、幸先よいスタートを切ったのである。