「俳句を始めてはや一年」
昨年4月から句会「雅楽谷会(うたやかい)」に入会して一年弱経った。
仕事のスケジュールと句会が重なり、半分以上は実際会場に行けずに、主催者へメールで託した投句のみの参加だが、非常に充実している。
自己流で磨いてきた国語力を、日本語専門組織の中で洗練させられる喜びをひしひしと感じている。
ここで、次回季刊誌「雅楽谷(うたや)」に掲載する俳句をご紹介しよう。
以下10句。
天地裂け 剣に熱雷 大天使
夜鷹舞い 清き心に 燃える星
天託す パンダの羽の 初鳩よ
天使祭 落ちた遣いは よく眠る
羽広げ 雲の峰乗る 天使達
サーカスを 無音に演ず 夜半の街
春の闇 あまたの星に 神映す
雷鳴に 神見て祈る 鎮魂歌
大南風 (おおみなみ) 十字に吹きや 乱航路
祖母の影 近く遠くの 水無月よ
このようなキリスト教的俳句に私はチャレンジしている。
自分しかもたない視点からのオリジナリティーを確立し、亀ヶ谷の句と言う味にしたいと思っている。
クリスチャン俳句をこれからも深め、磨き、楽しんで作っていきたいと思う次第である。