「港の作家展2022、ジーザス・クライスト」
今日から港の作家展本展だ。
私は大作P100サイズ「ジーザス・クライスト」を出展する。
絵のタイトルに「キリスト」を冠した初めての作品だ。
「ジーザス・クライスト」とは「イエス・キリスト」を英語風に表記した呼称である。
絵は、真ん中の鎖の十字架によって画面が四分割され、4コマになったそれぞれのコマに絵が描いてある。
左上にキリストの化身であるヒヨコの大天使。
右上に夜の教会。
左下に祈る殉教者たち。
右下に現代文明を象徴するパソコンの基盤。
それらのコマ絵がお互いに作用し合い共鳴しあって、一つの音楽を奏でている。
そのような絵である。
私は純抽象画ばかりを今まで描いてきたが、今作はキャラクター風の半具象画に挑戦した。
私にとって、これはステップアップのための絵でもあり、今回裾野の広い横浜で展示できるのが嬉しい。
これで、横浜の風にキリストが吹かれ、展示会場で1週間を走り抜けるわけだ。
なんとも言えない喜びをひしひしと感じている。