· 

「作家根性」

「CROSS」 八つ切り

  • 八つ切り
  • アクリル絵具・ラッカースプレー・水彩紙
  • 額なし

¥77,000

  • 在庫あり
  • お届け日数:5~8日1
作家近影
作家近影

「作家根性」

 

 

物事は、辛い時に無理やりやっても、なかなかうまくいかない。

良い状態の時にどんどんやったほうが、よっぽどうまく事が運ぶ。

 

でも、辛い時に敢えて行動する事で、自分の根性は確かめられる。

ああ、そうまでしてそれをしようとしているのかと。

真剣な気持ちが、苦労する行為を通して、自分で自分に伝えられるわけだ。

 

私は、どんなに辛い時でも、自分の作家としての仕事は忘れない。

寝てなくたって、食べてなくたって、めまいがしたって、必ずやってしまう。

それは私が作家でなければ、私でなくなってしまうからだ。

私はそうやって自分自身に、作家としての根性を伝えているのである。

辛い時でも必ず向き合うその根性のおかげで、私は真剣に作家でいられるのである。

 

私が執筆したり、作品制作するのは、真剣そのものの命をかけた勝負であり、それがあるから私は平常心でいられるのである。

作らなくなってしまったら、私はもうそれは死ぬ時だ。

よく作家として筆を折るというが、そんなのはまだ、その先も違う路線で生きていられる甘い決意だ。

私は自分が作家でなければ、人間として死を選ぶ。

 

たとえば、「ダラダラしていたいから寝てるだけでいよう。」なんて思ってたら、私はもう自ら生きるのをやめているだろう。