「9月俳句」
しばらく芸術家とキャンプ場社長業の仕事に忙しいままに任せて、「このままじゃいけないなあ。」と思いつつ、俳句を詠むのを全く忘れていた。
仕事をしていない時には、いつの間にやらカメラ撮影ばかりに興味がいってしまい、日本語を磨く楽しさを、二ヶ月間置きっぱなしにしてしまった。
「雅楽谷(うたや)」磯子句会の代表からは、詠まなきゃ育った俳句脳が萎んでしまうよ、と警告があったばかりであった。
そこで今、俳句と向き合い、投句用に五句作った次第である。
ただ作るだけじゃ面白くない。
どうせやるなら私は、キリスト教俳句をかねてから展開したいのであった。
で、今考えたのがこれらの句である。
兼題は「野分(のわき)」。
野分とは、台風の余波で吹く強い秋風のことである。
以下、キリスト教俳句、五選である。
(兼題「野分」)
○熱情の 神十字架の 野分吹く
(自由句)
○神様の 賜物廻る 走馬灯
○パンを割き 感謝を伝え 夢流し
○暁聖祭 無条件の 愛手形
○受苦節に 愛し与えし 身を捨てて