「夏のおでんパーティー」
パソコンの取り替え作業を友人作家・Kさんに頼まれ、また千葉県習志野の彼の家に働きに行った。
働くと言っても、ご褒美もあり、それは彼の特製の夏のおでんだ。
旧パソコンから新パソコンへのデータ移行に何時間かかかるようだったので、その間に熱々のおでんを戴いた。
ビールと共に頬張って、ああうまい。
土鍋に溢れんばかりのおでん種がぎっしり詰まっている。
実は彼に言われ、行きがけにたくあんを買ってきたのだが、おでんとたくあんがまた合う!
歯ごたえの良い、はんぺんにちくわ。
噛むと深みのあるじゃこ天に、さつま揚げ。
黄色いまん丸の「インカの種」というホクホクのジャガイモがそのまんま一個ごとと、くたくたに煮えた大根のぶつ切り。
旨味成分が染み付いた、ぺローンとなった丸ごとのダシ昆布。
クネクネにやわらかいちくわぶ。
汗を流しながら食べる夏のおでんは、通の季節メニューで、本当に美味い。
全てが美味しく、具でパンパンの土鍋を二杯分も食べ、お腹パンパンになった。
いろんな話に花が咲き、美味しい美味しいおでんパーティーとなった。
まあ、食べてるだけでない。
仕事もその後順調に進め、昼12時来て夕方6時にはパソコン移行作業を終え、無事美味しい夏おでんの思い出と共に、東京の家路に付いたのだった。