(作品は、「女」という形を通して、作者の明るく楽しい気持ちを表現している。)
「芸術とは何か?」
芸術とは何か?について、絵を描くことをモチーフに説明しよう。
絵を描くときに重要なのは、描いた形を通して何を伝えたいのかが、一番のポイントである。
例えば犬を描いたとして、「犬を描きました。」で終わってはいけない。
描いた犬を通して、何を伝えたいかのかが重要なのである。
それが作者の感情であれば、
嬉しいのか。
悲しいのか。
楽しいのか。
怒っているのか。
そういう内面の表出が表現の要なのであり、それをいかに描き上げるのかが芸術なのである。
またもっと深く突き詰めると、描いた形で伝えたい何かは、作者の感情と同時に、作者を通して見た世界や社会の有様だったりする場合もある。
つまり自分の見た世界をどう言った視点や感情で、作品として作るのか?
そう言ったことまで考えられるような作品の制作が、芸術をしている行為なのである。
そして、鑑賞者は作品の前に立ち想像を巡らしながら、そういう芸術を愉しむのである。