「石黒喜子さんご宿泊」
今日は新進気鋭アーティストの石黒喜子さんが娘さんとお二人でお泊まりになられた。
石黒さんといえば銀座を着物で歩くアーティストで、作品も素晴らしいし美人でもあるし大変人気がある女性作家である。
彼女の娘さんがキャンプが得意ということで、今回、親子二人でご利用になられた。
急遽ほうとうが食べたいという話になり、私は朝から村のアルバイトのMさんに電話で調理を頼んだ。
その方は野菜も販売する契約農家の方で、ほうとう調理の腕もピカイチ。
山梨県で育った生粋の山梨県人で、幼子の頃から食べている味そのままの、本物の山梨県のほうとうを作ることができるのだ。
さて、石黒さんのご到着される時間まで、愛琥さんと私の二人は宿泊ご滞在の準備に勤んだ。
その傍ら、私は少し空いた時間で、こないだ線描きした猫の絵の作品に、彩色した。
4枚作品を仕上げた。
その後、石黒さん達は午後3時頃、芸術村にご到着になった。
実は今日、先ほど触れたアルバイトスタッフで契約農家のMさんの野菜の販売もしていて、無農薬の朝採り野菜をたくさん、石黒さんには買っていただけた。
そして、一度荷物を置いて、明野まで観光に行かれた。
その間、アルバイトのMさんがほうとう作りをしてくれたのである。
石黒さんがお帰りになられると、急遽、清里に別荘がある石黒さんの友達のコレクターKさんもご夫婦で遊びに来てくれることになった。
Kさんが着くと、私は各バンガローの中に飾ってある絵の紹介をし、リクリエーションルーム八ヶ岳を紹介し、その他アトリエとその中の大作なども紹介し、彼にとても喜んでいただけた。
今日の流れとしては、猪肉と地場産野菜でバーベキューしてからほうとうをする、という手順であったが、夕暮れ前から娘さんが上手に火を起こし、猪肉スライスは我々芸術村スタッフが用意し、野菜具材は石黒さんが厨房棟で切って、晴れて楽しいバーベキューが始まった。
お客様4人と、愛琥さんと私のスタッフ2人も加わり、星空の下、6人でバーベキューをジュージューと満喫した。
そして夜8時頃、解散。
桑原さんは帰り、石黒さん方はバンガローでお休みになられた。
こうやって、楽しい1日はあっという間に終わったのである。