「水着撮影、第二弾」
今日は大磯港まで行き、前回と同じモデルさんと第二回目の水着撮影を行った。
水着撮影と行っても男性誌みたいなグラビアではなく、水着のモデルの入った純粋なアートとしての写真である。
今週に入ってから陽気が冷え込んできて、寒い中での海岸での撮影となるかもしれないと、行く前には心配もしたが、なんてことはない。
無事太陽も出て暖かく、青空も雲間に覗くようなちょうど撮影にぴったりのシチュエーションで、写真が撮れた。
まあ、午前10時頃に砂浜に着いた時は、潮風もビュービュー吹いていた。
それが涼しくて気持ち良いのか、寒いのか、撮影し始めはモデルさんも顔がこわばってしまっていた。
午前中の格好は、水着のトップスにお腹を出して白いロングパンツという出立ち。
そこにピンクの透けたカーディガンを纏って、モデルさんは肩を出したり大人の色気を表現した。
しばらく撮り重ねているうちに、寒さなど跳ね除けてお互いに笑顔も戻り、楽しくてあっという間に何百枚も撮影してしまった。
実は、モデルさんがオモチャのシャボン玉銃を持ってきたのだ。
それで、遊んでポーズしているうちに、私はバシバシとモデルさん撮ってしまい、お互いになんのストレスもなく、ハッピーに午前中の撮影を終えたのだった。
できた写真は少女の無邪気さと大人の妖艶さが混ざる、見応えのある作品となった。
そして昼休憩には近くの「めしや大磯港」で、鯛の塩焼きを二人で食べた。
食べ終わると、強い太陽が雲間から顔を出した。
そして、その勢いで水着撮影に移ることにしたのである。
今日2回目の午後の撮影。
陽気はすっかり暖かくなり、汗ばむくらいに変わった。
天空も青空が広がり、長く白い雲が壮大にたなびいている。
打ち寄せる秋の荒波。
海の中に裸足でジャブジャブと入って、大人の女性が無邪気に遊ぶ。
そんな楽しい様子を撮影できた。
持ってきた貝を耳に当てたり、波打ち際を走ったり、またシャボン玉をやったりと、色々と撮ってみた。
気がつくともう1000枚は撮っている。
キリのいい所でやめて、また休憩に入った。
今度は大磯港商業施設の3階にあるオープンテラスカフェで暫くお茶をして、世間話に花が咲いた。
2時間は盛り上がって時間を潰しただろうか。
なぜそんなにお茶をしていたかといえば、夕日を待っていたのである。
モデルさんの強い希望で、夕焼けの海を真っ白なワンピースで撮る予定にしていたのである。
そして午後4時頃、出てきた。
オレンジ色に輝く夕陽。
そして少し薄紫色に海空が広がっている。
その瞬間を逃さず、また撮り重ねた。
今日3回目の撮影。
白いワンピースが夕日に照らされ、キラキラとオレンジ色に光っている。
そして、ワンピースのスカートごと、裾を濡らしてジャブジャブと海に入る。
海水でぺっとり下半身にスカートがつき、スタイルの良い肉体のシルエットが浮かび上がる。
それは、なんともいえない瑞々しい姿だった。
夕日はオレンジ、空は薄紫、白いワンピースが光に照らされ、生き生きとしているモデルさん。
ああ、最高の撮影だな。
できた写真を見てモデルさんも心から満足してくれた。
今日は、人生2回目の水着撮影となったわけだが、カメラマンの私もモデルさんも大変納得のいく撮影会になったと思う。
この調子で、これからも人物の芸術的な写真をたくさん撮っていきたいと思っている。