「何百回、何千回の失敗と立ち上がり」
初めから自信を持って生きている人など一人もいない。
多くの人は自信を持てても、根拠のない自信や、自惚れの自信や、信仰的な自信だと思う。
それは、本当の自信ではない。
人は、たくさん転んでたくさん起き上がり、やっと生きている自信がつくのである。
それも数回じゃなくって、数百回、数千回という数の失敗と立ち上がりによって、自信が本当につくのである。
エラー&チャレンジを星の数ほどこなして、経験や人格が精錬されて、信じて疑わない自信がつくのである。
「自信を持って生きなさい。」と、親や教師に言われても、20歳辺りまではピンとこないだろう。
だって生まれてから20年経っただけで、圧倒的に失敗した経験が少ないのだから。
経験する失敗の数など知れている。
少なくとも何百回や何千回という数字になる若者は少ないだろう。
若者の頃の自信は、やってもいないのにやったふりしてごまかす、自惚れの自信ばかりだ。
よって、何百回、何千回と失敗を重ねて起き上がった、苦労と歳を重ねた成人以降の大人だけが、本当の自信を獲得するのである。
まあ、その時は壮年を超えて老人かも知れない。
全ては体感されて得た経験則から本当の自信は生まれる。
祈りや思い込みやオマジナイじゃ、最後まで信じて疑わない自信はつかないのである。
そういうこと書くとキリストである私は非難されそうだが、祈りだけじゃ本当の自信はつかないと思う。
祈って、「行動して」、初めて自信がつくのだから。
「行動して」とは、「失敗して立ち上がること」である。
祈りながら行動し、失敗しては立ち上がり、そしてまた祈る。
そういう循環でなければ、本当の自信などつかないと、私は断言する。
失敗は成功の元であり、失敗を恐れちゃいけない。
間違えたっていいじゃないか。
そのあと頑張って立ち上がれば、あなたはパワーアップしているのだから。
失敗し、立ち上がり、回数が増えていけば、あなたは無敵になれる。
この時、頑張って立ち上がることを忘れちゃいけない。