「信仰が自分のリアルを作り出す」
よく「信仰とは何か?」について聞かれることがある。
それは、真実を体現するための神への感謝の態度である。
と、私は言いたい。
自分にとって何がリアルか?
思い詰めているその出来事は決してフィクションではない。
例え現実的ではない事象であっても、それにかかりきりになっていればリアルであり、真実そのものなのである。
私のリアルとは芸術である。
芸術が世間一般からは浮世離れしていると言われることがあるが、世間にとっての浮世離れな事象が私のリアルなのである。
芸術でなくても、例えば恋だってリアルだ。
人間の抱く恋心で人間は生計を立てられるわけじゃないし、そういう意味ではリアルではない。
でもそれがなくては自分の人生が成り立たなければ、リアルそのものなのである。
そうである以上、恋は恋する人間の真実なのである。
そういうリアルを体現するために、人間の神様への信仰がある。
つまり神様への感謝の気持ちを持つ事だ。
信仰があると人間はもっと真実に向かい、自分の今向かい合うリアルな事象は、自分の真実そのもと化すのである。
今現在生きている命の中心に向かう生き方。
生命の核心を体感しながら生きる。
それが信仰によって獲得できる成果なのである。
このように、信仰とは、自分のリアルを認識するための核心となるのである。