「CROSS」シリーズ
「CROSS 1」
- (八つ切りサイズ(38×27cm)
- アクリル絵具・ラッカースプレー・画用紙
- 額付き
- (ご購入希望の方はお問い合わせください)
¥33,000
税込 / 送料別途
- 在庫あり
- お届け日数:5~8日1
「CROSS 2」
- (八つ切りサイズ(38×27cm)
- アクリル絵具・ラッカースプレー・画用紙
- 額付き
- (ご購入希望の方はお問い合わせください)
¥33,000
税込 / 送料別途
- 在庫あり
- お届け日数:5~8日1
作者近影
「芸術家として働くと言うこと」
この世は「はたらけ!はたらけ!」と、口うるさく言ったり言われたりする世知辛い世の中だ。
だが、一体「働く」とはどう言うことなのだろうか?
それは端的に言えば、「人の役に立つ」ことである。
深く言えば、「他者を愛し自分が奉仕した結果、他者の利益になる」ことである。
そして、その見返りがお金としてやってくる場合は、それが「労働=有料奉仕」となる。
また、見返りがお金としてやってこず、感謝の気持ちだけ返ってくる場合には「ボランティア=無料奉仕」となる。
最悪、お金も感謝の気持ちも返ってこない場合、それは「自己満足の奉仕」となってしまう。
さて、美術界のことであるが、「自己満足の奉仕」がなんと多いことだろう。
芸術の世界は、人に尽くしても、尽くした自分に満足するだけで、人からお金も感謝の気持ちも返ってこないことの多い世界である。
それでは芸術家は永遠に生計を得られない。
例えば、展示会場で仲間のために飾り付けや会場当番でいくら奉仕しても、お金としては一銭も降ってこないのである。
絵を描いてみても、観る人や買う人が現れなきゃ一生見返りは返ってこない。
芸術で生活費を得たい人は、自分の作品を全身全霊で作った先には、お客様がいることを覚えとかなきゃならない。
「絵を描いて働く」ことが「人の役に立つ」ためには、絵が人の目に触れたり、人の手に渡って初めてその意味を成すのだ。
絵を描く=有料奉仕、になるには、売らなきゃならない。
だから、作品制作と併せて、宣伝・営業・販売する活動をして初めて、役に立った見返りでお給料のようなものが得られるのである。
芸術家の労働が無料奉仕や自己満足の奉仕でよければ、シンプルに作品だけ作り続ければ良い。
しかし食っていくには有料奉仕=労働、を選び取らなくてはいけない。
それには、宣伝・営業・販売が必ず必要なスキルとなるのである。
それを避けているようじゃ、芸術家としては永遠にアマチュアのままである。