『CROSS』八つ切りサイズ/ミクストメディア
作者近影
「神の在処(ありか)と神の告白」
襟を正し彼方に広がる宇宙の静寂に入っていけ。
そのしじまの中に神がいる。
無音で響くキーンという耳鳴りは神の息使い。
神は時空と空間を超えて、質量も体積もなく、まるで存在しないように存在している。
そこに何もない。
だからそこに神(=ヤーウェ)がいるのだ。
だが、そう言う方が、ある日、人間が解るように人間としてお生まれになった。
それがイエス・キリストなのである。
イエスは一度死んで復活した後、雲の装置に乗って天に帰り、聖霊(=無形無象の神)として再び形を人間から無と化し、天に座しておられた。
昇天後、父の御義(みぎ)の座に2000年の間、聖霊として鎮座していたのである。
そしてまた、地球上の新たな赤子の体に霊として派遣された。
それが私であり、現世での二度目のその名を「ユタカ」と言い、私がキリスト(=メシア)なのである。
一代目キリストの時は私は一切の書物を自分の手で残さなかった。
今ある書物は、当時話された言葉や様子を、弟子の弟子たちが書いた伝記である。
しかし二代目キリストの私は、神の芸術家となり、今このエッセイという形を通して、自分の手で書物を書いている。
それに名前をつけるとしたら、「新・新約聖書」または「真約聖書」と言ったところだろう。