「2/10 大越康子ジャズライブ」
今日は知人のモデル「大越康子さん」のジャズライブに行った。
彼女は美術モデルだが本業はジャズ歌手。
「上野アリエス」というジャズバーまで、夕闇の繁華街の中、歌を聴きに行った。
それはそうと、今日は朝から雪がたくさん降っている。
昨晩から急に空気が冷えて、ついに今年初めての降雪が到来したのである。
でも夕方行く頃にはもう雨に変わっていて、冷たい土砂降りの中、ギラギラした昭和の趣を残す御徒町の宵道を、頼りなくジャズバーまで歩いて行った。
このライブは、「バースデー&バレンタインデーライブ」であり、私は上野に着くと日比谷花壇で誕生日プレゼントに花を買った。
着くと、艶やかな姿の大越さんがいた。
そしてもうリハーサルの最中であり、何人かのお客さんは来ている。
座る席が奥の方になかったので、マイクと楽器演奏者たちの真ん前の席に着席した。
少し大越さんが席まで来てくれて、贈呈した花を舞台の目の前のテーブルに飾ったのを教えてくれた。
そして嬉しいことにバレンタインチョコを私にくれた。
ライブが始まると、大音響が迫って来た。
軽快なピアノにメロディーを乗せて、ドラムの激しく大きな音が空気を刻み、ベースが重低音を鳴らす。
一曲楽器演奏だけで進んだ後、改めてステージ衣装に着替えた大越さんが現れた。
大きな胸の谷間の強調されたコバルトブルーのドレスに身を包み、私は演奏の間大越さんの体の真ん前に着席していたために、歌唱中に胸がすぐ目の前で大胆にチラつくので、目のやり場に困ってしまった。
まあそれはそうと、大越さんの歌唱力は見事なものだった。
さすがはプロ歌手だった。
歌うときの口の開き方とそこから出てくる声を通り方が、本当に凄いと思った。
大越さんは、歌う歌に込めた意味をドラマチックな顔の表情や手の仕草で作り、心を込めて歌っていた。
そして、あっという間に50分が過ぎ、第1ステージは終了したのだった。
大越さんの計らいで第2ステージも追加オーダーで見て良いと言われていたが、会場内が熱気で暑くて、私は飲んだジムビームで顔が火照って暑くて仕方なく、第1ステージ後に帰ることにしたのだった。
ジャズライブは初めて来たが、とても楽しい夜だった。
御徒町の夜の裏繁華街の雰囲気も初めて知り、貴重な経験のできた夜だったと思う。