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「芸術村六日目最終日(2023.3月)」

「みずがき湖に浮かぶ鳥達」
「みずがき湖に浮かぶ鳥達」

「芸術村六日目最終日(2023.3月)」

 

 

今日は3月の芸術村整備のための滞在の最後の日である。

本当は明日がそうだったが、雨の予報だったので一日繰り上げたのだ。

 

今朝は朝から洗濯をした。

あとはトイレと炊事場を水抜きし元栓を閉め、全バンガローの施錠をもう一度確認した。

あとは帰る支度を少しし、ゴロゴロと転がり身体を休めた。

 

午後からは若神子村のRさん一家とみずがき湖にバードウォッチングに出かけた。

先日の絵画愛好家の生徒Rさんである。

彼が先日絵を見に来た時に、彼がバードウォッチングを始めたと言っていて、芸術村には鳥が本当にたくさんいて種類も豊富だと話していたのである。

その時、オシドリを見たいと言っていたのだが、今日の今日「みずがき湖に見に行ったらオシドリがいるだろうか?」となって、Rさん一家と急遽行く算段となったわけだ。

オシドリとは頭から首にかけて非常にカラフルで、体がオレンジ色の中型鴨である。

今日は2時間ばかり時間を作り、バードウォッチングをして、目当ての場所にある東屋でおにぎりでも食べて、積もる話でも話して帰ろう、という話になったのだった。

Rさんが鳥観察に凝り始めたのが揃えた道具の本格的さでわかった。

どれもこれも数十万円はするようなものばかりである。

中には天体望遠鏡のような大型の鳥用単眼望遠鏡まで揃えていた。

 

さて、鳥観察の目当ての場所まで行った。

そこから見えるみずがき湖の湖面には、まばらに鳥たちがいたが、オシドリではなかった。

だが、しばらく水にぷかぷか浮かぶ鳥たちを観察していたら「オシドリがいた!」とRさんが叫んだ。

それは先ほどの天体望遠鏡のような大きな単眼鏡で姿を捉えたらしい。

まあ、その一羽だけであとは現れず、お昼におにぎりを公園のテーブルで食べた。

そして、観測場所を移動して橋の方に移すことにした。

 

行くと、「あれ?」。

湖の縁の木の下にオシドリの群れがいるようないないような。。。

双眼鏡でよく見てみるとやっぱりオシドリ達だった。

望遠鏡で覗くと、くっきりした頭の綺麗な極彩色を綺麗に捉えていた。

ああ、見られて良かった!。

こうして今日は念願叶ったわけだった。

 

そして、キャンプ場に帰り、洗濯物を取り入れた。

あとは部屋の中を肩付けて、帰り支度もきちんとし、街灯を消し、ガスと水道の元栓を閉めて、任務完了。

この滞在での仕事を終えたのだった。

 

帰りは1820分須玉停留所発車の高速バスに乗り、20時半に新宿に着いて、22時前に帰宅した。

芸術村整備のたった1人での六日間滞在は、ハードだったが、やり甲斐があった。