「体の学問を始めたい」
体重を絞るために運動を二日前から始めた。
分かったのは、それこそ一日中運動のことを頭で考えていないと容易にやるのは難しいという事だ。
運動を、どの瞬間でもさらっとこなしたいという思いはあるが、それはプロフェッショナルができることだと悟った。
再び始めたばかりの人間がいきなり、いつでも運動できるというわけにはいかない。
私の芸術家としての仕事はもちろんあるが、仕事でない時にはいつでも身体を動かすことを考えていないと、実際に身体を積極的に動かさないことが判明した。
少し脳みそを運動のことばかりで埋め尽くさないといけない。
それに加えて、少し体の仕組みや健康についての知識を増やしたいと思う。
お医者さんが仕事に使うような人間の体の基礎的な知識を、少し身につけたいと思っている。
私は一度始めてハマったものはとことんやり尽くすタチだ。
アートやキリスト教ばかりの人生をここ10年は歩んできた。
でも少し、体に対する基礎的教養にもハマってみたいと思う。
加えて、運動した方が自分の頭が限界以上に良くなる気がしている。
本来の脳みその潜在的な力を強く引き出すには、身体を円滑に動かすことが有効な事を感じ始めたのである。
自分が太ってみて、少しの運動で「ゼエゼエ、ハアハア」言うようになって、初めて深く理解した。
それは、総合的に自分が、「人間」に対する考察を形成するには、体と健康と運動のこともなおざりにはしていけないという事だ。
むしろ体についての学問は、深めないといけないと判明した次第である。