「披露宴を振替って」
2023年4月22日(土)、晴れて結婚式を迎えたその後の披露宴について記録しようと思う。
披露宴の場所は、池袋サンシャイン60の59階にあるイタリアンレストラン「オーシャン・カシータ」で執り行った。
参加者は、私と愛琥さんとの交友関係の方々60名をお招きした。
私たちの親族と、美術団体・新構造社の幹部、港の作家美術協会の幹部と会員、カトリック瀬田教会の仲の良いメンバー、ギャラリーオーナー、その他美術関係で知り合った様々な友人、と言った面々である。
59階レストランは壁面二面が全面窓になっていて、高層階からの東京の眺めが一望できる。
その眺望を楽しみながら、フルコースの高級イタリアンを提供するわけである。
今回の披露宴のバックミュージックは全て私が選曲した。
受付の待合時間では白鳥恵美子の「翼をください」を流した。
そしてまず初めに、新郎新婦入場。
登場音楽は、スーパーファミコンゲームの「ロマンシング・サガ3」の「四魔貴族」をなんと選び、激しいロック調のゲーム音楽の中から、愛琥さんと共に登場した。
みんなをビックリさせようと目論んだわけである。
単純に「四魔貴族」が私の最も好きな曲であるという理由であったが、披露宴に型破りな大音響で登場すれば、会食時の話にも「なんだあれは?」と花が咲くだろうと狙っての選曲でもあった。
登場時、愛琥さんは私が東京ますいわ屋で買ってプレゼントしたシルク製のエメラルドグリーンに輝くカジュアル着物と、銀色とブルーの混じったペルシャ絨毯調のシルク製の帯、という出立ち。
私は愛琥さんの着物色に合わせてエメラルドグリーン色のズボンに、黒のシャツ・ベストに赤い蝶ネクタイ、ミントグリーン色のジャケットという出立ちであった。
これらのコーディネイトも全て私が行った。
そして、入場を済ませると、私からの挨拶に愛琥さんからの挨拶。
そして、来賓の新構造社理事長・中谷時男様、私の絵の師匠で港の作家美術協会会長・瀧川隆様、日本芸術村オーナー・米屋綾子様の御三方から祝辞のお言葉をいただき、いつもお世話になっている新構造社副理事長・斉藤猛様の乾杯ととも、楽しい宴は始まった。
テレビゲーム・ファイナルファンタジーシリーズの「街のアナログ電子音楽」や「FF3の戦闘音楽」を繋げて編曲した、私のオリジナルミュージックを背景音楽にして、楽しい会食は進んでいった。
「FF3の戦闘音楽」は私が、物心着いた時に一番好きだった音楽なのである。
会食が進んでいくと、高砂にいる私と愛琥の元に、九つあるテーブルから様々な方々が挨拶に来て、記念撮影を行った。
コース料理が前菜、副菜、パスタ、と出た後に、今回はなんとジャズコンサートを30分行った。
実は、美術モデルとしてもお世話になっているジャズシンガーの「大越康子さん」の単独ライブをお願いしたのである。
曲の音楽は、人気ギタリストの「加藤泉さん」がギター演奏してくれた。
大越さんは、セクシーな赤いドレスに黒いスカートという出立ちで、登場すると会場が一気に華やかになった。
楽しいトークを交えて、私が希望した曲を入れた4曲ほどを熱唱してくれて、素晴らしいコンサートは繰り広げられた。
最後はジョン・レノンの「IMAGINE」を歌ってコンサートを締めてくれた。
その後、コース料理が「魚」、「肉」と進んでいく中で、私たち夫婦は九つあるテーブルの各テーブルを一つ一つ回って、話し込んだり記念撮影をした。
そうこうしているうちにコース料理は「デザート」まで行き、しばらくすると、両親への感謝のプレゼントを渡す時になった。
私たち夫婦はお互いに画家なので、なんと、それぞれの両親の似顔絵を描いてプレゼントしたのであった。
そして、結びの挨拶を私からして、新郎新婦退場の時間となった。
ここで流すのもなんと「サガ」。
テレビゲーム「サガ・スカーレット」のボス戦闘音楽を流しての、激しい音楽の中の退場となった。
最後にカゴいっぱいに入れたプチギフトの「ペアスプーン」を、夫婦でレストラン入り口に待機して、お帰りなる方々一人一人に手渡して、無事、披露宴は終了となったのだった。
実はプチギフトに加えて、「げーじゅつまるくんの絵本【たからもの】」も全員分のお土産袋に入れておいた。
これは、私が、ストーリー・絵・編集・校正の全てを一人で行い、印刷会社に依頼した本格的な絵本である。
披露宴の楽しい思い出と共に、これが、みなさまの【たからもの】にもなるようにとの願いであった。
結婚式・披露宴と、人生にたった一回の大イベントをこうして終え、私は最高に嬉しかった。
これからは、左手薬指にはめた指輪を見て、今日という日をいつも忘れずに、夫婦で人生を歩んでいこうと思う。