「GW芸術村6日目」
今日は妻・愛琥が一足先に東京に帰る。
私は10日まで芸術村にいてお客様を接遇する。
さて、今朝はいきなりだがゴミ捨てに行った。
まとめた何袋かのゴミの山をゴミステーションに持っていくのである。
私たち夫婦は今回車を人に貸していて持っていないために、自転車の後ろと前に積んで集積所まで走っていった。
そのあと、そのままトンボ帰りもつまらないので、隣町の若神子まで自転車で散策と買い物に行った。
なだらかな下り斜面の360度山に囲まれた田んぼの畦道。
そこを風を切って自転車で走っていくと、体全身に当たる初夏の風が本当に清々しい。
目の前は南アルプス。
後ろを振り返れば八ヶ岳連峰。
本当に素晴らしい景色である。
広大な田んぼでは農夫の方が一人、一生懸命トラクターを回している。
そこを「こんにちは!」と挨拶して自転車で横切る。
ああ、本当に気持ち良い。
若神子に着くと、スーパー「BIG」に行った。
必要な物資と食料を買い込んで、そこで買ったアイスを外駐輪場で美味しく食べた。
ここでは、前から欲しかった折りたたみ式昇降台を700円で見つけ即購入した。
スケッチする時の椅子がわりに使うのである。
今度は隣のホームセンター「DCM」で買い物をした。
スズメバチ撃退スプレーを買ったのだが、他にもなんとも珍しいエスニックな柄の「サルエルパンツ」が廉価にて売っており、妻・愛琥に買ってあげた。
面白い物も買えて、なんとも楽しい買い物だった。
さて、帰りだ。
若神子からの帰りは毎回、これがきついのである。
なだらかな登り斜面を何キロも自転車で漕いで行かねばならない。
太陽が照りつけ、遠くに蜃気楼がゆらめくような中を、妻と息を切らせてハアハア言いながら、なんとか芸術村に戻った。
実は、東家の前に100号キャンバスを立てかけて、昨日から大作油彩画に取り組んでいる。
帰ってきてからまた少し加筆した。
まんだらやまビレッジの家々から見える広々とした350坪の敷地のど真ん中で、公開制作のような形で描いていくのは、大変勇気がいる。
でも、めげずに頑張った。
妻・愛琥はと言えば、私の残りの滞在のために「鳥モツカレー」なるものを作ってくれていた。
妻は帰る準備もして、5時前にタクシーを呼び、芸術村を後にした。
さあ、残りの4日間は私一人だけだ。
私の大事な親友が泊まりに来るので接遇するのである。
ああ、今から楽しみだ。