佐渡のトロッコ前で
げーじゅつまるくん&げーじこちゃん佐渡金山ピクニック
「マグロの寿司ボールがお弁当」
新潟港→佐渡両津港ジェットフォイルに乗る
佐渡金山を観光
「新潟旅行3日目:佐渡ヶ島」
新潟3泊4日の旅の3日目はなんと、佐渡ヶ島日帰りツアーだ。
かの「島流し」で有名な佐渡ヶ島に行く。
佐渡のどこに観光に行くかといえば、佐渡金山である。
夫婦水入らずの全くの趣味のツアーための日となった。
朝3時半にはもう起きて、佐渡現地でのカメラ撮影のための支度をしていた。
フィルムをカメラに詰めて、持っていくカメラバッグの中身を整頓した。
用意したカメラは、「LOMO AUTOMAT」と、「Diana Polaroid」と、「Diana mini 35mm」である。
私はトイカメラシューターなので、揃えたカメラも相変わらずトイカメラであるが、これらは最近買ったトイカメラの中でも珠玉の機種だ。
なんでかといえば、全然普通に写りゃしないのである。
色が変わったり、形がふやけたり、重ねて何回も撮ったり、出来上がった写真はアートそのものなのだ。
そのカメラアートを、佐渡ヶ島でやる。
表現者としては、胸踊るとしか言いようのないドキドキ体験ツアーなのだ。
佐渡汽船の乗り場には6時にはもう着いて、「のりば食堂」で朝ご飯に「あごだし岩のりラーメン」を食べたがこれが本当に美味しかった。
その後、7時58分新潟港発のジェットフォイル船「つばさ」に乗って、約70分かけて日本海を渡り、佐渡ヶ島へ着いたのだった。
航海途中、海面にいた海鳥を見て、永遠に広大な海の上にいるたった1匹の鳥の孤独さに思いを馳せてしまった。
さあ、佐渡だ。
耳をすませば何やらおばさんが謳っている。
「あ、佐渡おけさ!!!!」
流れている、あの民謡が!両津港の港中に。
船から降りた後のそのバックミュージックのあまりの突拍子のなさに、ちょっと拍子抜けしたような間抜けさも感じながら、「やりやがったな、佐渡め!」と思わず笑ってしまった。
そして、息つく間もなく、そのままもう路線バスに1時間ばかり乗って佐渡金山を目指した。
着いた!。。。佐渡金山!!!
あ~っ、来てよかった。
本当に、本当に、素晴らしい金山の門構えだ!
古い江戸屋敷のような入り口が山の上で待ち構えていた。
これだ、これだ、これを求めていたんだった。
カメラで激写しまくる。
そして炭鉱に入ると、10度は下がってひんやり気持ち良い。
寒い穴の中を進んでいくと、まるでディズニーランドのように、展示用の電気時掛けの炭鉱夫人形たちがたくさん働いている。
本土から離れた島の隅っこの山の上、しかもその掘った穴の奥に、電気で動くマネキンロボットがいる。
それを考えると、壮大でありながら奇妙で、なんというか非常にユニークであった。
炭鉱の通用路は暗がりだったので、用意してきたトイカメラはあまり使えず、iPadカメラの暗写モードでたくさん激写した。
そして、金箔がかかったソフトクリームも、売店で食べて気分は上々。
お土産屋では、佐渡金山らしく、金色一色のキンキラキンの品物ばかりが取り揃えてあり、私はたくさんそのキンキラグッズを買ってしまった。
金箔入りせんべいや金箔入り緑茶なども買ったが、一番いい買い物だった品は佐渡工芸品の「金箔貼りボールペン」であった。
これは本当に買って良かった一品だと思っている。
そして今日は、金山の外エリアで、妻をモデルにたくさん、たくさん、トイカメラで撮りまくった。
次から次へと、ポラロイドで不思議な像が上がってくる。
あ~、プロ写真家としてこんなに嬉しい日はなかなかない。
今日は、心から喜ばしい、貴重で楽しい「島流し」であった。
両津港へ戻り、乗り場食堂で遅い昼飯を食べる。
「のりばのカツカレー」という名物をいただき、素朴な港男の味わいに舌鼓をうった。
4時25分両津港発ジェットフォイル「ぎんが」に乗り、5時半には本土の新潟に戻った。
くたくたに遊び疲れてホテルに戻り、夜は近くの川上さんのお勧めの店「三宝軒」で「腓骨入り、五目旨煮ラーメン」を食べた。
川上さんは本当に美味しいものを知っているので、これも食べたら大当たり。
味が本当に良くて、麺もボリュームがすごく、大満足の夕飯となった。
旅の3日目は、こんな充実一色の、大人の1日となったのだった。