「女の肖像」カメラ:SMENA8M
「勝ち負け」
人生は、収入や地位や名誉だけで勝ち負けが決まってしまうものではない。
己の意思に忠実に生きているかどうかで、勝ち負けが決まる。
つまり、自分の本意で生きられる人は勝ちだ。
本意でないとわかっているのに、そのように生きられない人が負けなのである。
たとえ今は貧しくても自分の意思を貫く人は、人生への「勝者」なのである。
勝者にはその人だけの品性や品格がちゃんとあり、「負け人間」のように媚を売って逃げて生きている人とは、立っている舞台そのものが違うのだ。
そして結局、己の意思を貫いた人間しか、さまざまな資産を作り上げることはできない。
収入を上げることも、地位や名誉を築き上げることも、己の意思に忠実な人だけしか成し遂げられない。
この世の富とは、自分の純粋な意思に忠実に生きたものだけのご褒美なのである。
そもそも勝ち負けとはなんだろうか?
本当の勝ち負けとは他者との比較ではなく、自分の意志に対する勝ち負けのことである。
苦しくてもなんでも、自分の意思を貫き通して生きている人は「勝ち」であり、幸いなのである。
他者の目を気にして何にもできない人は「負け」であり、自分の意思を捨てることほどの不幸は他にない。