絵画作品「CROSS」
「キリスト福音「敵を愛せよ」の私なりの解説」
苦手なものほど好きになろうと張り切って努める。
そういう努力は必ず、現実生活を良い方向へと変えていく。
苦手なものを愛するという行為は、自分の気持ちに嘘をついているし無理もしている行為かもしれない。
だからこそ、その愛は深く真剣で尊いのである。
好きなものを愛する愛は容易なことだ。
しかし、好きでないものを愛する愛は、忍耐して捧げる愛であり人間的努力の賜物なのである。
その愛はとても美しい。
人は、自分の苦手とするものを愛せるようになって初めて、現実生活をイキイキと生きられるように神様に変えてもらえるのである。
だって好きでないものも好きになったのなら、この世界は好きなものしかないじゃない?
それは、いわば無敵なのです。
私も今、苦手なものはたくさんあるし、それらを愛する努力を日々している。
私の人生は苦難の連続であったし、今だって苦難だ。
しかし、苦手なものを愛している結果、この世の人生が非常に充実して、多くの富にも守られて、私はとても面白い生き様となっていると思う。
苦手なものを愛するからこそ、この世の人生がどんどん開けて、パラダイス(天の国)となっていく。
キリストの格言「敵を愛せよ。」は、まさにそういう意味合いなのである。