絵画作品『CROSS』
2023年 高島屋:東京ますいわ屋展示にて
『「好きこそものの上手なり」但し毎日努力がいる』
まあ人間は好きならやるわけですが、実は、好きなものを得意にするには自然にとはいきません。
面倒くさいですが「地道な努力」が要ります。
努力というのは具体的には、「毎日嫌でもやる」ということです。
それが、好きなものを好きなだけで終わらせないルールなのです。
どうせ好きなら誰よりも得意になりたいでしょ?
できればできるだけ楽しいはずです。
どうせならその道のプロになりたい、と多くの人が思いますよね?
なら、「毎日やらなきゃいけない。」
私はプロの芸術家ですが、「絵の世界」でもそうです。
私は必ず毎日、筆を持って画面に向かい何かしら必ず絵を描きます。
そうしていれば、絵の上手な状態をいつまでもキープできるし、日に日に今以上にも上手くなっていくからです。
「スポーツの世界」だってそうです。
その競技を好きなだけで終わらせず、みんな強くなりたいと願うはずです。
そのためにプロスポーツ選手は練習を毎日欠かしませんし、わずかな時間でも筋トレをします。
プロはもちろん強いですが、強くなるための練習が毎日必ずこなせるのも条件なのです。
それでも負けてしまう時だってあるのですから。
また、一般的には道楽だとされる「テレビゲームの世界」もそうでしょう。
YouTubeを見ると達人のような方々がたくさん出てきて、格闘ゲームでは誰にも敵わないほど強く、ロールプレイングゲームでは、見れば一目瞭然の攻略方法を彼らは提供してくれます。
それは彼らが、毎日飽きても嫌でもテレビゲームを何時間も「自分の仕事」のようにして、テレビゲーム一筋に生きているからなのです。
これらは一例に過ぎませんが、何の世界だってルールは一緒。
「毎日欠かさずやる」。
これに尽きます。
どんなに忙しくたって、好きなことに数分でもいいから手をつける癖を持ちましょう。
好きなら少しやれば、必ずそのまま止められずに30分はしてしまうものです。
そうやって、好きな物事と向き合っていきましょう。
もちろん「好きこそものの上手なり」ですが、好きなだけじゃ上手になりません。
実際には、好きなものを「毎日欠かさずやる地道な努力」で、人間は本当に上手になっていくのです。
また、毎日必ずやると、飽きてきて好きじゃなくなってしまうかもしれません。
でも、好きなことを上達したいなら、飽きてもするしかなく、それに耐えられないようじゃ本当に好きとは言えないのです。
飽きて嫌いになっても、好きだと言える。
上手になるには、そういう気持ちも必要なのです。