絵画作品『CROSS』
作者近影:YUTAKA
「ある日の疲労」
疲労が死ぬほど溜まったなあ。
ああ、いつものように朝から仕事できない。
何にもかんにもやれやしないと、朝起きたての体が全力で行動を拒んでいる。
って、でも今このエッセイを書いてるか。
やる気が出なくても体全体が拒否しても、書いちまうんだからな。
習慣の力、凄まじいね。
それにしても、疲労は良くない。
その時だけ、目の前にうす汚れたフィルターが覆い被さり、世界はどんより曇るのだ。
疲労感に支配されると、前向きな気持ちもどこか彼方へ行ってしまう。
医学的に言えば、頭が疲れる正体は、眼球とその周りの筋肉がすごく凝っているわけだけどね。
まあこの状態は行動しすぎな証。
疲労がたっぷり溜まってある日突然、朝っぱらから行動不能を感じるほど、常日頃を忙しくしている証です。
疲れた、疲れた。あー疲れた。
体の警報音が、そこかしこで音もなくガタピシと唸っている。
首の付け根が痛い。
両肩が痛い。
両ふくらはぎがだるい。
ああ、どこもかしこも硬くてガッチガチだ。
もみほぐさないとな。
占い師でもある芸術村オーナーには、「夜に頭脳労働しすぎると、脳にの血管が詰まって爆発し、くも膜下出血で死んでしまうよ。」と念を推されている。
ああ、ぐったりで気持ちが晴れない。
よし。
今日は久しぶりに休もう。
朝から晩まで、少し大袈裟なくらいに寝まくってやる。