絵画作品『カナの婚礼』S80大作
作者:YUTAKA
ESSAY
「ジグザグに進む人生」
人生はジグザグ航路。
そして人間は、漂える海の上にいる孤独なヨットだ。
その時吹く風によって、右に行ったり左に行ったり、定かではない。
だから自分の意思として、帆をまっすぐにピンと張る必要がある。
しかしピンと張ったって、その時吹く風で、右に左に揺れててしまうのが人間なのである。
あっちの味方をしたり、こっちの味方をしたり、自分が確かにあっても、社会的存在意義は揺らぐ。
右派だったり、左派だったり、体制だったり、反体制だったり。
だから、たまたま何かの味方になってその集団の一部にされないように、なんにせよ自分の意思は強烈に持っていなきゃならないのである。