ESSAY
「人は変わる。神様によって変えられる。」
人間は変わります。
時間の経過とともに、内面も外面も変わっていきます。
イジメられたり裏切られた人間は悲しく鋭く変わり、褒められて癒された人間は楽しく穏やかに変わっていきます。
私がそうだったから、今わかるのです。
先日、妻の展示会である方から言われました。
「変わりましたね。前からも優しさはわかるのですが、3年前はどこか尖っていて近づきがたかった。」と。
確かに3年前まではまだ、内面的に苦しかったです。
それが外面に出たのでしょう。
良識あると言われる大人達にイジメられっぱなしの人生、真っ只中でしたからね。
それが生活のいたるところに、険しい表情で出てしまっていたのでしょう。
でも、私は結婚して変わったと思います。
気持ちに余裕ができ、本来の私を外の世界で発揮できるようになりました。
今までの険しい自分だった頃は、楽しい遊び心に溢れる自分を閉じ込めていたのです。
それは、教会でも美術団体でも、イジメられて裏切られて、生きているだけで精いっぱいの人生だったからでしょう。
今の私は、楽しいエネルギーに満ちています。
何より、心に、精神に、思いに、余裕があります。
こういう面白く穏やかな雰囲気が、本来の私であると、今はっきりと自覚して分かるのです。
要するに私は、年上の大人達からの苦しいイジメから完全に抜け出し、自分を完全に取り戻せました。
それは自分が険しい表情をしていた時に、一生懸命いろいろな事象と全力で戦ってきたら、時の経過と共に自然とそうなりました。
戦うと言っても、暴力によるものじゃありません。
私は、「祈り」と「前向きな行動」によって、問題だった事象とバトルしてきました。
実際の敵からはむしろ離れて敵とは戦わず、教会ミサへ毎日通って祈り続け、芸術家としての仕事である作品作りを継続し続けることで、精神的に戦いました。
そして今現在、私の置かれた環境は、神様の計らいで、私が一番求めている理想の形に近づいたと思います。
何はともあれ私は、妻と婚姻し、一緒になれて自分を取り戻せた。
そうして楽しく穏やかに変わったのです。
つまり、「最強の人間」に、神様に変えて頂いたのだと思っています。