· 

「自分でやるのが大人の身だしなみ」

作品『宇宙のバラ』(F8/ミクストメディア)

⇩この作品「宇宙のバラ Ⅰ」はH氏に贈呈しました。⇩

『宇宙のバラ 1』F8/ミクストメディア
『宇宙のバラ 1』F8/ミクストメディア

⇩こちらの「宇宙のバラ Ⅱ」は在庫がまだあります。⇩

『宇宙のバラ 2』F8/ミクストメディア
『宇宙のバラ 2』F8/ミクストメディア
「宇宙のバラ 1」「宇宙のバラ 2」を並べて
「宇宙のバラ 1」「宇宙のバラ 2」を並べて

ESSAY

「自分でやるのが大人の身だしなみ」

 

 

なんていうかな。

自分に出来ない事を人にやってもらうのって、本当に申し訳なく思う。

本当はヘタクソでも自分でなんとかしなくちゃいけないのに、締め切りなど時間的必要に迫られて、自分じゃ間に合わない時なんかに上手な者に頼む時ですね。

まあ、自分がリーダーの組織の場合は、そういう役割分担が当然なのでしょうけど。

自分はリーダーですが、未だにそういう事を申し訳なくて悩むのです。

まあ、組織の場合はチームワークで動いて、それぞれの得意分野をやってもらって、事が済めばそれで全然良いのですし、それが理想の形です。

 

もし、それがプライベートの個人的な領域の場合、私はそれでは、なんだか不完全燃焼です。

それって例えて言えば、夏休みの宿題ができない小学生が、家庭教師の先生に有料で全部やってもらうのと一緒じゃないですか?

それじゃ良くない。

 

やっぱり、下手は下手でもやんなきゃならないと思うのです。

それが個人的に自立という意味だと思うし、社会的自立っていう意味でも、そういう基本的な態度から「社会の中の個人」は始まるものだと思うからです。

 

まあ、「自分のことは自分でやれよ!!!」

と、私は組織においても、プライベートにおいても、いつも私自身に言い聞かせています。

自分のことを誰にも頼らず自分でやるのが、社会的な謙虚さだし、大人のたしなみです。

もっと言えば、それは「身だしなみ」ですよね。

男と女を区別するわけではありませんが、なんでも自分でやる男のことを昔から「カタギの男」とも言いますね。

古典的人間と言われそうですが、私はその男性に対する形容を、実は「美しい」と感じています。

それが人間的に最高にへりくだることだと思うからです。