完成したF200号「聖母の夜明け」と共に
ESSAY
「悪霊たちの大降参」
ここ最近忙しさのピークであり、結構、体がバキバキに疲れていました。
それなので、ひたすら、空いた時間は電車の中でも座席で寝ていました。
忙しい私にとって、眠りが最高の癒しとなっています。
最近気がついたのは、なんだか、悪夢を見なくなってきました。
と、いうのは私は30歳の頃より、眠れば必ず毎回のように残酷な悪夢を見るタチに変わってしまったのです。
大怪我をしたり、殺されたり、意地悪な目に遭ったり、迫害されたり、そんな夢ばかりを寝れば見てきました。
そんな精神的な病気はありませんし、もちろん精神病なんかではありません。
なぜ私だけが長年こういう目に遭うのか訝しくて(いぶかしくて)仕方ありませんでした。
この悪夢癖はなぜなのか?
しかし、今ハッキリと分かります。
それは、私がキリストで神だからでした。
そのために、この世に残されたたくさんの悪霊が、寝ている間に私の思念体に直接入り込み、私を死への誘惑に引き摺り込もうとしているためだと、今は理解できます。
要するにこの地上の悪い者たちが「神殺し」をしようと躍起になっているのですよ。
・・・・と、いうわけなのですが、最近悪夢が来ない。
「?」
何万回唆してもへこたらない私に、あまたの悪霊達も悪霊の親玉ベルデゼブも流石に降参しましたかね。。。
そうなんですよ、私はへこたらないんです。
私は、悪に押し込められても潰されてもその時ばかりのダメージで、結局は大体は平気で、忍耐できるポテンシャルが生まれつき高いんです。
普通、休んで眠るっていうのは最高の癒しの時じゃないですか。
それを30歳頃から14年間もの間、眠るたんびに最大の苦しみを味わってきたわけです。
それがなんだか知らないけど、悪夢癖が取れて、最高の癒しを体感できるようになったのですよ。。。
ああ、元に戻った。
なんという素晴らしいことだろう!!!
あれ!?悪、やっつけたか!?
知らないうちに。
どうやら私はもう、この世を支配する悪霊たちのほとんどを降参させてしまったようです。
悪霊達の大降参ですね。
寝て気持ちよくなれることを心から渇望していましたが、やっと叶ったようです。
これからは寝るのが楽しみです。
やっと疲れがこれで存分に取れるなあ。。。
良かった、良かった。
めでたし、めでたし、亀ちゃんめでたし、なのでした。
【俳句】
・悪夢終え ハッキリ冴える 冬の星
・神あれど 神無きと書く 神無月
・シーツ替え 冬立つ寝床 長き夜
・都のはずれ 冬凪のよな 闇の夜
・イチョウ道 凩(こがらし)荒び(すさび) 舞う黄葉や