サトちゃんケロヨン
ESSAY
「モーレスキン式ノート法」
忙しさの最中にいると、自分の今を冷静に見つめたくなりますよね?
①:今何をしていて、近い将来何を目指しているのか?
②:何ができていて、まだ何をしていないのか?
③:今本当に何をしたいと願っているのか?
我々はそういった自分の現実を曖昧にしながら、忙しさの中で進みがちです。
それをはっきりさせるためには、「モーレスキン式ノート法」をしてみましょう。
「モーレスキン」とは文具メーカーの名前ですが、19世紀からある手帳タイプのメモノートで、無地や罫線や方眼紙タイプなどあります。
黒色で丸い角のシンプルな長方形の表紙に、ノートを束ねるゴムバンドと内側のマチ付きポケットが付いています。
このモーレスキンは19世紀小さなフランスの製本業者で開発され、芸術家のゴッホ、ピカソも愛用していた歴史のある伝説的ノートブックです。
「シンプル イズ ベスト」。
まさにそう言う趣旨のワンランク値段の高い文房具です。
他にもノーベル文学賞小説家のヘミングウェイ、思想家のブルース・チャットウィンなども愛して使っていました。
モーレスキンは、彼らによって、有名な絵画や人気小説が世に出る前の貴重なスケッチ、走り書き、ストーリーやアイディアを記録されてきたそうです。
私はモーレスキンの販売促進業者ではありませんが、モーレスキンを強くお勧めします。
値段のひと回り高いモーレスキンノートを買って、思いのままに書いていくのがベストです。
高価な文房具を使うと、高級で大切に扱うので、書く内容も真剣なものになりやすいからです。
そのため人生が濃くなり、時間が本当に充実していきます。
値段をかけると時間が濃くなる。
そのために時間を大切に扱えるようになる。
これが私の正直な感想です。
まあ、元から物を大切に扱う思想の人でしたら、何を使っても同じですがね。
なのでそういう倹約家は、ノート1冊が3000円程度と高いので、普通のメモ帳でも結構です。
なので「モーレスキン式」と私は言っています。
さて使い方ですが、冒頭に書いた①、②、③の三項目を見てください。
まずはそれを意識を集中して書き出してみてください。
それだけで、自分の今がわかって頭はクリアーになり、心は落ち着き、救われます。
私の場合は、スケジュールをまず書きますが、そのような自分の思考内容、その他にもその時吐き出したい感情、スケッチ、アイデアなどなんでもごちゃ混ぜに書きます。
そしてそれらを傍線や枠などを引いて整理し、自分をスッキリさせるのです。
つまり、「自分に自分をわからせるために記述しています。」
これが究極の使い方です。
以上、私も活用している「自分の今をわからせる具体的な方法」をご紹介いたしました。
皆様もお試しあれ。
【俳句】
・記すには ピカソの手帳 春の夢
・春の朝 アイデアの素 記したり
・自分へと 自分判らす 春のふみ
・春ちかし 計画帳は ゴッホ並み
・気嵐(けあらし)や ヘミングウェイの 書くノート