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「2023年、イエスサンタのプレゼント」

『女神サンタ』

私のカメラ愛機

『DIANA INSTANT』

私のトイカメラ愛機「DIANA INSTANT」
私のトイカメラ愛機「DIANA INSTANT」

『iPADmini5』

私のiPAD愛機「iPADmini5」
私のiPAD愛機「iPADmini5」

YUTAKA写真作品『女神サンタの新宿イルミネーション』

モデル:大越康子


ESSAY

2023年、イエスサンタのプレゼント」

 

 

クリスマス近くになり、大忙しのイエスサンタさん。

実は昨年の12月にfacebookで友人絵画モデル「大越康子さん」が、自身のミニスカサンタ姿を来年に撮ってもらいたいと告知していて、私が名乗りをあげた。

すると、彼女は快諾してくれて今年のクリスマス前にミニスカサンタ撮影することとなったのである。

実は前に一度、蒲田のアトリエで彼女を撮影したことがあるので、私のカメラの腕前に彼女も安心してくれているのだと思う。

私は総合芸術家だが、実は画家の他に、写真家として19歳の頃から、かれこれもう25年は写真撮影を継続して続けている。

定年後に始めたそんじょそこらの写真家よりは、絶対に写真が上手い自信がある。

なにしろ私の写真は、神がかった瞬間ばかりをカチッと捉えるのである。

 

そこで、このミニスカサンタさん撮影は大越さんの依頼によって行われるが、私にとってもこの大越サンタさんを撮る意味合いも考えてみた。

そうして閃いた。

そうだ!!!多くの人のためにできる目に見えるプレゼントにしたいな。

それがこれだ!

それなら美しい人をモデルにサンタさんになってもらい、写真作品として届けられるこの作品集をSNSでのプレゼントとしよう!!!

そういう趣旨で、大越さんに写真モデルになってもらうことにも、成れたのである。

 

撮影日は、クリスマスイヴの前日の、ひんやり寒い1223日の夕暮れからスタートした。

撮影場所日時設定は、【新宿中央公園の夜のイルミネーション】。

真っ暗にならないとイルミネーションが始まらないので、それまで新都庁に登り高層展望室で大越さんと時間を潰した。

展望室に着くと綺麗な夕暮れ空が窓一面に映っていた。

思わず大越さんを画面に入れて、東京夕暮れ景の写真を撮る。

気がつけばくっきり夕焼け富士山まで背景にあった!!!

時間が経過していくにつれて夕暮れ空は夜景へと変わり、展望室全方位にギッシリ並ぶ大窓からは、なんともファンタスティックな東京イルミネーション夜景を見ることができたのである。

新宿中央公園全敷地も空中から俯瞰して見られたので、撮影時のイメージも沸かせ始められた。

 

そして中央公園へいざ出陣。

着くなりまずは、緑一色のミニスカサンタさんの姿を新都庁を背景に撮っていく。

そこはやはりモデルさん。

撮っていく一瞬一瞬の顔が全て美しい。

場所を転々としながら背景を変えて次々に撮影していき、気がつけばもう1000枚は撮った格好であった。

次に衣装を変えて撮影したいと彼女から提案があり、スターバックスでホットコーヒーを飲むついでに衣装替えして、今度は赤いロングスカートのドレスになった。

この衣装は、胸の谷間と背中が空いている。

私はモデルさんと仕事で付き合うので慣れているが、たわわな胸の谷間が見えるだけで普通の男性なら興奮して仕事にならないかもしれない。

まあそう言う私でも、大越さんが前屈みになった時には胸がぶら下がって揺れる格好となるので、ドキドキしてしまった。

背中もほぼ空いていて、例えばヌードの人よりも大人のエロティックな印象である。

首にゴールド色のリボンを巻くため、私が首の後ろに蝶々結びしたのだが、大越さんの肩幅の華奢さが改めてハッキリと分かり心底感心したのだった。

さすがモデルさん、体の作りが一から違うなあ!!!と。

そして場所を先ほどの場所からアーチのあるスポットへと移り、また次々と撮影を始めた。

またあっという間に1000枚ほど撮ってしまった。

 

あ!そうそう。

今回の私のカメラは主にデジタルが「iPAD mini5」、アナログがトイカメラの王様「ダイアナ」のインスタントカメラモデルである。

この「ダイアナインスタント」は、分かりやすく言えば正方形写真の「チェキ」で、インスタントフィルムで正方形写真がその場で作成できるカメラである。

デジタルカメラに関して言えば、私は全てiPADだ。

もちろんNICONの一眼レフも持っているが、使わない。

だってiPADの方が撮った後の編集も早いし、投稿しても拡大作品に仕上げるにしても、至極、性能良いんだもの。

まあ、これらの撮影機材が今日のパートナーであった。

 

まあ、こうして寒気の中2000枚ほど撮り、無事に撮影を終了させたのだった。

震えるほどの寒さも、熱中していたら、撮影者もモデルもお互い気にならなかったようだ。

特に大越さんの薄着は寒さに堪えたようだが、始終明るく笑顔を作ってくれて、もうただただ「偉い!」の一言であった。

 

翌日には、大越さんがその写真をSNSに掲載して、「いいね!」が450件も付くほどの大反響を呼んだのだった。

こうして私からのクリスマスプレゼントは、彼女のためにもなったし、大越さんの投稿を見るすべての人のためにもなったのである。

これが、2023年の私イエスサンタさんから多くの人々に贈ることができた「芸術分野でのクリスマスプレゼント」となったのである。

 

【俳句】

・聖夜巻く 光の渦の サンタかな

・蝋燭の 連なる光 聖夜咲く

・虹色の 光る階段 聖夜踏む

・聖夜の徒 ミニスカサンタ 光る腿(もも)

・凍空に 真紅のドレス 胸はだけ