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「勝ちに向かう姿勢」

妻:愛琥

妻:愛琥 浜離宮入り口にて
妻:愛琥 浜離宮入り口にて

ESSAY

「勝ちに向かう姿勢」

 

 

いつも気持ちでは、自分に勝っていなければなりません。

自分に負けた気持ちでは、何をしてもダメです。

負けた気持ちで本当に負けると、結局自分は無能であると間違えて錯覚し、もう上昇しようと思いにくくなります。

あなたは、ただその時の勝負事で負けただけですから、人間性で負けたわけではないのですよ。

負けても精神的には「勝ちへ向かう姿勢」になっていましょう。

 

勝った気持ちで、実際の勝負事で勝つのは当たり前です。

物事の良し悪しは、負けた時に「勝ちに向かう姿勢」が重要なのです。

 

そういう意味では、野球の故・野村監督が得意なメンタルテクニックでした。

彼は、監督時代、元々弱かったヤクルトスワローズや、阪神タイガース、楽天イーグルスを何と優勝まで導き、様々に勝たせてきました。

それも、気持ちの上では負けない姿勢を選手に言葉で叩き込んだからです。

様々な思想や哲学や自身の経験則を用いて、選手の心に勇気と情熱をグサグサと刺し込み、勝ちに行く姿勢を教え込みました。

その結果、選手たちに「勝っても驕らず、負けたら学び、次の勝ちを目指す姿勢」つまり、「勝ちへ向かう姿勢」を徹底できました。

その結果が、最弱なチームの優勝の数々でした。

 

弱い者はメンタルでもう負けています。

人生を上向きにするには、まずそこを改善しなくてはいけません。

 

そのためには、自分の様々な負の感情や驕り高ぶりに、まずは勝っていましょう。

それには、不安、恐れ、怒り、悲しみ、比較の上での羨望や自己卑下などのマイナスの感情を、まず忘れましょう。

そしてその心の空いたスペースに、愛と勇気、友情、自己激励など、勝ちに行く上向きな感情を投入するのです。

また、最後には自分を一番低い者(=最貧の者)であると認識し、気持ちの上でいつも勝ちを目指すのです。

 

そうやっていれば、いつも自分自身に勝てますし、実際の人生や勝負事でも勝ちに向かいます。

皆さんも「落ち込んでいる時はその時ばかり」と後には忘れて、この心の持ち方で自分の人生を頑張って生き切ってくださいね!!!

 

 

 

【俳句】

・陰長し 光を放つ 月見草

・負けてども 勝たんとするや 月見草

・負けている 心また負け 呼ぶ月夜

・勝ててども 驕る桜は 散り早し

・朽ちれども 学ぶ桜は たわわ成る