「EDEN絵画教室」
2024.1.13「コスュチュームデッサン」
モデル:タンタン
授業の様子
講師:YUTAKAのデッサン
生徒:「高田とうこ」のデッサン
参加者Oさんのデッサン
ESSAY
「新年モデルデッサン」
今日は私の絵画教室で「コスチュームデッサン」の授業でした。
モデルは、麗人・タンタンさん。
生徒は愛弟子の元漫画家「高田とうこさん」と、急遽訪問してくださった新構造社会員のOさんです。
10分を12ポーズ、合計120分をデッサンを描くことに皆で集中しました。
皆、お互いに認め合い、刺激しあい、有意義な時間を過ごせたと思います。
とうこさんには私のダーマトグラフを貸してあげて、彼女はそれで最初スケッチブックに描いてましたが、なんとも柔らかく味のあるデッサンをこさえてくれました。
彼女は、普段は油性マジックでの弱いタッチが得意ですので、それをダーマトグラフにしたらマジックより軽快な感じに仕上がり、本来の持ち味が活かされたようです。
マジックで描くとデリケートでシャープな線の絵ですが、ダーマトグラフにしたらぼんやりとした太い輪郭線で柔らかくポップな雰囲気に描き上がりました。
しかし筆圧が弱いので、少し黒の濃度が薄いのです。
そこで私がもっとその柔らかさを濃く表現させるために、木炭でスケッチブックにデッサンするように指導しました。
そしたら、一気に良くなりました。
「とうこワールド」も広がったようです。
Oさんはもう描くのが好きで堪らないという風で、ガシガシガシガシと鉛筆をなぞりつけて、迷いもなく自分だけの個性的なデッサンを仕上げました。
私の教室は、「形が取れるかどうかのデッサン」ではありません。
教育方針は、「自分だけの気持ち良い線を探すデッサン」です。
1:形が合ってなくても全然構わない。
2:どんどん下手に描きなさい。
3:だけど、自分だけのデッサンを描いてみなさい。
そう指導してます。
さて今日はデッサン後半で雷が4回も近くに落ちました。
稲光が真っ黄色に光って、「ドカーーーーーーンッ」と雄叫びを上げました。
モデルのタンタンさんは本当に怖がって落ち着かず、ポーズに集中できないようでした。
なので、気を紛らわすためにこの間買った「勝間田佳子さん」のサックスCD「フライドポテトサンバ」を掛けながらのデッサン教室となりました。
また、稲光が落ちる前からは夕立も来て土砂降りでしたが、授業が終わる頃には雨は全く上がりました。
今日は雪の予報だったのですが、降るようでもありませんでしたしね。
実は今日は、雪で帰りの電車が停まる心配をしたタンタンさんのために、1時間授業を早めたのです。
まあそうやって、間に休憩を入れて、おしゃべりもたまにしながら3時間描いていると、12ポーズはあっという間に終わりました。
デッサン教室後は少しアルコールも入れながら茶話会をしました。
こうして今日も、非常に内容の濃い楽しいデッサン教室となりました。
【俳句】
・麗人を 描きや春雷 轟きて
・稲光 まきろに吼える 年の明け
・木炭で 麗人描きし 春学舎
・迷いなく 描きしや春の 筆の舞
・ウィスキ瓶 落とし砕けや 春小径