復活徹夜祭の日
ESSAY
「2024年復活徹夜祭」
キリスト教カトリック教会では、キリストが死から復活することを記念する祭儀を「復活徹夜祭」と言います。
それを毎年、復活祭の前日の土曜日夜に行うのです。
死んでから復活する・・・?
はい、この秘密にキリスト教最大の教えがあるわけです。
だから一年で一番めでたく、我々クリスチャンは最大にお祝いするのです。
さて、今朝は実は車を貸した方の住む千葉県まで、愛車のハイエースを引き取りに行きました。
久しぶりの運転です。
しかも、千葉県から東京の自宅までほぼ高速道路です。
駐車場から出して最初の10分は運転がおぼつかず、恐る恐る一般道を走らせていましたが、しばらくすると運転感覚を取り戻し大丈夫になりました。
何事もなく、無事に自宅まで車を戻せました。
自宅に帰ったのが、午後3時頃でした。
復活徹夜祭は7時半からなので、あと4時間半ほど時間があり、休息に努めました。
そして6時半、教会へ妻と赴きました。
結論から言うと、昨日の復活徹夜祭は今までの徹夜祭の中でも、一番最高でした。
聖堂正面ドアの外で火を焚くところから始まり、灯を消した聖堂内で神父と侍者が長い復活の蝋燭を持って中央通路を行進します。
とても厳かに、歌ミサ形式でほぼ歌いながら2時間の祭儀が執り行われ、有意義な気品ある時間を信者の皆で共有することができました。
最後にいただくご聖体(ホスチア:種無しパンをスライスした丸い煎餅状のもの)も、食感がカリカリとした固くて好きなタイプにあやかれました。
今回の良かった改善点は、聖堂の入り口の聖水受け台を復活させたことです。
聖堂に入る時に、ここで聖水を指につけて、縦横という順で体の前で十字を切るのです。
実はコロナの影響で、水感染を防ぐために、かれこれ6、7年もの間、この聖水受け台を取り払っていました。
それが復活したのです!!!
実は私としては、これがあると、信仰するのに調子が良いのです。
要するに真剣に生きる決意が固まるのですよ。
聖堂に入って聖水で十字を切るたびに、クリスチャンに正式になれた水の洗礼を思い出せるからです。
復活徹夜祭の祭儀が終わり、信者同士で真夜中の庭で30分ほど会話して交流するのも楽しかったです。
さて、明日は復活祭!!!
2024年で一番めでたい日となります!!!
みなさま、ご復活おめでとうございます!!!
【俳句】
・徹夜祭 闇の聖堂 火の行進
・厳かに 歌う復活 徹夜祭
・徹夜祭 命の蝋燭 行進す
・闇の堂 ブラザー歌う 復活歌
・聖水で 受洗の記憶に 十時切る