深夜の芸術村管理棟で・・・YUTAKA
ESSAY
「長坂自動車教習所への卒業後挨拶」
芸術村滞在二日目は、外回り営業です。
まずは近くの長坂自動車教習所に車で行きました。
長坂教習所は、私が2年前に卒業した自動車学校でして、在学時にお世話になった所長様と、生徒の宿泊寮の「雲海寮」寮父の望月さんに、再びお目にかかりに行ったのです。
同時に案内三つ折りチラシを、自動車学校と寮に置かせてもらうための営業も兼ねて赴きました。
所長様にはいつでもたくさん来てくださいと言われていたのに、来るのが2年ぶりとなってしまいました。
それも、東京から山梨まで自動車で、今まで怖くて行かれなかったからです。
最近になってようやく運転恐怖症も克服し、山梨に来るまで来れたので、彼らに再会する念願が叶いました。
着くと、所長様はお出掛けしていて不在でしたが、寮父の望月さんはいらっしゃいました。
彼と雲海寮で会うと、久しぶりの再会に懐かしさを語り合ったり、さまざまなお話に花が咲きました。
彼と会った後帰ろうとして愛車に乗車した時、なんと所長様がちょうど帰って来るところに遭遇しました。
所長様は「お待たせしてすみません。どうぞお茶でも飲んでいってください。」と私に言ってくれて、事務所にご案内いただき、私の近況など20分ばかりお話しさせていただきました。
主に始めたばかりの芸術村の運営のことを話すと、所長様は「どんどん営業して、頑張ってください!」と温かい励ましの言葉を投げかけてくれました。
望月さんと話せたのも、所長様と話せたのも、本当に嬉しかったです。
三つ折りチラシも無事、置かせていただくことになりました。
その後、長坂のオギノに行って、芸術村のチラシを置かせてくれないか交渉しに行きました。
早速の営業です。
事務所の担当者の方には、三つ折りチラシを見せると不可解な面持ちもされましたが、置かせていただけることとなり上手く営業は成功しました。
私は、お客様を観光名所に案内するためには、自分がちゃんと実地体験しなくてはならないと思っています。
それなので、近くの桜の名所の牛池の場所を確認しに行きました。
まだ桜は咲いていませんでしたが、桜の木の池の周りにたくさん植わる様子が確認できましたし、カルガモのたくさん泳ぐ静かな池の佇まいに心癒されました。
牛池は、絵を描いたりするには最高の場所で、静かなところが好きな人にはもってこいの場所だと確認できました。
他の桜の名所も今日は回る予定でしたが、もう疲れてしまい、牛池の後はすんなりと芸術村へと帰りました。
【俳句】
・懐かしき 出会いを偲ぶ 桜ころ
・恩人へ 挨拶上がる 春始め
・二の故郷 山の芽吹きに 心鳴る
・山の風 春の香運ぶ 人に世に
・舞い踊る 芽吹く春の 訪れにく