身曽岐神社にて(ゆず神社)
三分一湧水にて
山梨県立美術館にて
ESSAY
「親友客の2日目芸術村」
今日は親友お客様Yさんと観光案内の亀ヶ谷夫妻で、小渕沢方面に車で観光に行きました。
Yさんは一昨日から2泊3日で芸術村に泊まって頂いており、今日はその2泊目の観光となります。
身曽岐(みそぎ)神社、三分一湧水(さんぶいちゆうすい)博物館、道の駅小渕沢と、順に廻り、記念写真や観覧に楽しみました。
そして昼は芸術村からすぐのところの高根町箕輪にある「魚竹寿司」で美味しい寿司ランチを楽しみました。
魚竹寿司は知る人ぞ知る山梨県の名店寿司屋で、美味しくて、ネタが大きく、しかも安い、と言う3点拍子の素晴らしい寿司屋です。
私は並にぎりセットと、鉄火巻き半皿を一緒に頼んでも、2000円と言う安さです。
しかも並握りといえど、ネタが新鮮で大きくて美味しく、ネタの内容にはマグロの赤身とマグロトロも入っていて、サーモン、えび、いか、玉子、はまちといった品揃えです。
「田舎の寿司屋は大きくて美味い!」と言う模範店のようなお寿司屋さんですね。
寿司通のお客様は「久兵衛(銀座寿司屋の名店)より美味い!!!」と絶賛してくれました。
寿司ランチ後は芸術村に戻って、いつまでも響く鳥の歌声を背景に、皆それぞれに昼寝をしました。
そして、午後2時頃になると、今度は甲府昭和にある「山梨県立美術館」にミレーの絵を観に行きました。
芸術村からは車で50分程度です。
高速の下の道を使い、楽しく話しながら運転していると、あっという間に美術館に辿り着きました。
美術館の庭の敷地で、立体オブジェ作品やバラ園の薔薇と一緒にたくさん楽しい写真を撮って遊び、いざ館内に入ってミレーの絵と対峙しました。
私はこの美術館に来てミレーを生で見るのは2回目です。
「種蒔く人」と「落ち穂拾い」と言う二代名画を絵から20センチの距離で絵の隅々まで堪能し、有名ではない「羊飼いの少年」の絵にも深く感動いたしました。
前回観覧した時に、「羊飼いの少年」の絵としての迫ってくる素晴らしさは、判っておりましたが、やはり2回目実際に見ても、静かな迫力がありました。
他に企画展は「ベル・エポック ー美しい時代 展ー」をしていて、ロートレックの絵やシャノワール(黒猫)の絵を始めとした20世紀初頭のヨーロッパの絢爛たる美術を特集しておりました。
場末の居酒屋や、コメディー劇場のような、下町風景をモチーフにしての絵画の数々や、反対に貴族の世界の衣装やアクセサリー、食器などの上流階級世界の美術も楽しんで観られました。
お土産にはシャノワールの絵の手鏡と、ミュシャの絵のパズルおもちゃを買って記念といたしました。
5時半に芸術村に帰ってからは、急いで夕飯の支度に取り掛かりました。
今日は、ジビエ鹿肉・鶏肉の焼き肉と、アサリのほうれん草の太平麺スパゲッティーです。
50分ばかりで妻:愛琥が調理してくれて、私は配膳などに勤しみました。
そして、3人で楽しくジビエ焼肉とスパゲティーを食して、面白い話に夢中になって話し込みました。
そうこうしていると、2時間経って8時半となり、親友Yさんはバンガローに戻りました。
こうして、親友の芸術村滞在2日目は、楽しさ充実の幸せ満喫で、無事に終えることができたのです。
【俳句】
・握り鮓(すし) 大きさ夢と 膨らみて
・マグロ鮓 おひつに咲いた 薔薇の花
・鮓握り シャリとネタ舞う 口の中
・汗ばみぬ 落ち穂拾いの ミレー初夏
・月見草 名もなき絵こそ 凄まじき