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「痩せるって頭次第」

妻:愛琥へ捧げるポートレート写真集

YUTAKAと愛琥の結婚式(2023.4.22.)
YUTAKAと愛琥の結婚式(2023.4.22.)

愛琥さん、いつも綺麗でいてくれてありがとう


ESSAY

「痩せるって頭次第」

 

 

私は筋金入りの芸術家ですが、この職務は頭ばかり使っている頭脳労働なため、心のエネルギーをたくさん使うので、実はお腹がとても減ります。

だから、よく食べます。

子腹が空いた時にはいつでも何か食べ物をつまみ、仕事をしていました。

特に、気を補うために、今までお米のご飯をたくさん食べてきました。

そういった生活を繰り返しているうちに、10年間で50キロも太ってしまいました。

それで、見た目がふくよかになり、全く別人に変わってしまいました。

10年前には「超イケメン」と誰にでも言われて街を歩くのも大変だったスリムな私ですが、この頃は「かわいい」とか「怖い」とかに街の声が変わり、自分でも自分が嫌で、自己肯定感がすっかり下がっておりました。

だから私の最近の願いは何よりも、この自分の「外見に対する自己評価の低さを突破したい」、という一点だけでした。

芸術家として大きな仕事をしたいとか、それとは別に自分の手がける社長業を繁栄させたいとか、様々な願いはもちろんありますが、「痩せて元に戻りたい」という願いが一番の切実な本能の声でした。

この痩せる望みをクリアしないと、ほかの望みもきっと手に入らないと思う様になってきていました。

 

だから、自力で体重を落として元のルックスと健康に戻りたいと考えて、2年前から色々な痩身努力にチャレンジしてきました。

私の早稲田大学社会科学部の後輩に当たる、太っていた元マネートレーダーの「与沢 翼 君」のダイエット本「ブチ抜く力」という本だって参考にして、彼に痩せて先を越されて、悔しながらに読みましたもの。

彼は、海外資本の高級保険サービスに加入するために、一気に自力で痩せましたからね。

 

まあそういうわけで、ハードな筋トレや、毎日1時間のエアロバイク、ソイプロテイン中心のオリジナル米抜き食事療法など、様々なダイエットにチャレンジしてきましたが、わずかに痩せただけで正直効果があまり出ませんでした。

そこで、結局はお医者さんの門戸を叩きました。

地元の「佐藤診療所」にある「肥満大学」という診療です。

ここの佐藤医師は健康雑誌でも有名な脳科学専門医であり、脳の認知療法を主軸にして、体重を減らして行く方針でした。

 

そしたら、どうなったと思います?

たった60日程度で、10キロも痩せたんです。

さすが、「医学の力」だと恐れ入りました。

周りの友人達にも、「あれ?なんか小さくなった?」と驚かれています。

痩せた方法は、医師にお金を払って知識を授かっているので秘密ですが、一つ良いことを教えますと、結局のポイントは「失敗に対する許容心」でした。

私は、キリスト教の宗教的な理由もありますが、人一倍忍耐力に長けています。

それなので「忍耐して失敗することを良し」としていませんでした。

その基礎認知を、体重に関しては変えたのですね。

思考を正しく軌道修正し、脳に覚えさせたために、一気に痩せられたのです。

 

医師によれば、このままのペースで痩せて行くと、来年の2月には70キロ台に戻る計算だそうです。

最近は何をやっても痩せなかったので、年齢的に中年に差し掛かっているし、もう自力で痩せるのは無理かと思っていました。

ですが、「やっと自分の力で痩せることができる様になった」と、今は嬉しく思っています。

結局痩せるのは、年齢でも努力でもなく、頭次第だとわかった次第です。

 

 

【俳句】

・ご飯食べ マヨをかけても 痩せる夏

・頭変え 身体を変えて 梅雨駆ける

・重き荷や 肉の鎧を 外す夏

・挫けずに 罪の夏雨 許す性(さが)

・オールして 夏暁の 繁華街