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「遜る(へりくだる)ものは幸い」

画家の妻:愛琥と新作「ポピーの花」

画家の妻:愛琥の新作「ポピーの花」
画家の妻:愛琥の新作「ポピーの花」

ESSAY

「遜る(へりくだる)ものは幸い」

 

 

自分の命を高く上げたいのなら、誰よりもへりくだる姿勢が必要です。

へりくだれば、この世の人間世界においても、また天の国においても、あなたの命の質は高まり、命は高く上に上げられるのです。

この世におけるその高められた命は、具体的には、地上の財産を得て、地位や、名誉を勝ち取ります。

 

「遜る(へりくだる)者は幸い。その人は天の国に入れられる。」

とキリスト教の教えにありまして、これは新約聖書の中に記述された「キリストが話した言葉(=福音)」です。

この福音は、上記の効果を得られることを意味しています。

 

だから、組織が繁栄を求めている場合に、組織の中のリーダーとなる者、例えば、社長、会長、理事長などは、組織構成員の誰よりも低く身を構えていなくてはいけないのです。

なぜなら、このキリストの言葉は、キリストが神であるためにこの世の真理を意味していて、この世界の本当の答えだからです。

本当にこの世界の姿は、そうなっています。

あなたの周りに儲かっている会社の社長がいれば、試しに見てみてください。

み~んな社長なのに末端の社員よりも身を低くしていますから、ぜひ社長の姿勢を見て確かめてみてください!

本当に本当にそうですから。。。

み~んな、偉そうにしていません。

例えば、いつも偉そうにふんぞり返って、社員を口で脅かすようなリーダーは、儲かっている会社には絶対にいません。

むしろ会社のあるビルの前を毎日さりげなく清掃したり、社内のトイレ掃除までしている方もいらっしゃいます。

その儲かる会社で一番偉いのにも関わらずに驕り高ぶらず、末端の社員がするような嫌なことを、代わりに率先して行動する姿勢ですよね、これは。

本当のリーダーの姿とは、このような「誰よりもへりくだる姿勢」なのです。

 

組織が繁栄すれば、組織の長も繁栄します。

また組織は一般的に、組織の中の末端の者にまで利益が享受できるようにすると、組織は繁栄します。

つまり、末端の者を誰よりも大切にするリーダーほど、リーダーは高い繁栄を手に入れるのです。

結局へりくだると、その人間は、現世界での繁栄、つまり、財産、地位、名誉を必ず勝ち取るのですよ。

 

「遜る(へりくだる)者は幸い。その人は天の国に入れられる。」

これ、ホントに本当なんですよ!

 

 

 

【俳句】

・身低くし 暑き社交場 縁を成す

・偉き人 偉ぶらざるや 夏の星

・社長さん トイレで飾る 夏の花

・夏の浜 振り返られて 身を呈す

・偉きこと 遜れれば 夏成せる