齋藤 零生(さいとう れい)君
日大芸術学部3年生、港の作家美術協会新規会員
宅飲みし年齢を超えた心の交流をしました!
ESSAY
「アートに生きる」
窓を開けると、気持ちの良い太陽の光。
柔らかく燦々と降り注いでいる。
そして涼しげな風が外から部屋に流れてくる。
ただそれだけで嬉しい夏の朝だな、としみじみ感じる。
ああ、そして氷を敷き詰めたコップの一杯の冷たい水。
あ~キンキンに冷えてて。。。うまい!!!
生きていることに、ただただ感謝しかない。
ああ、芸術家を職に選んで良かったなぁ。
それは、感動と暮らせる生活となったからです。
人はいろんな大人の理由で、生きる感動を無くします。
愛することを忘れた家族との同居、生活の中での日々の料金支払い、悪徳サービスへの勧誘の電話やメール、満員電車での通勤通学、 訳のわからない政治家の街頭演説、うるさいキャッチセールスなどなど。。。
多くの嫌な事象が実際の暮らしに溢れています。
こういう風に、一般的に人は、沢山のつまらない大人の事情と一緒に生きていかなくてはいけません。
「そんなつまらないものたちと一緒に暮らさなくちゃいけないのに、いちいち諸事象に対して感動してられるか!!!」
そう思って、大体の人は、心をシャットアウトするのです。
そして、ある人は心の病気になったり、またある人はそれが行き過ぎて自らを殺めて死んでしまったりします。
そういう嫌な事象で煮詰まった生活から抜け出すには、やっぱり自分の好きなことに没頭するしかないですね!!!
そうでもしないと、苦しい心は慰められません。
まあその方法は人それぞれでしょうが、私の場合、それだからアートを仕事にしているのです。
趣味でなく仕事に。
だって仕事にしたら、命がけで感動できるじゃないですか!
私はアートを仕事にしたおかげで、生活の中の煩雑な諸要素を、うまく心でかわせるようになったのです。
・・・例えば、趣味というのは生活がかかってないのですから、生ぬるいですよね。
趣味の物はやってもやらなくても生きていけます。
しかし、仕事にするとそれをやらなくては生きていけなくなります。
アートで生きてお金を稼ぐことに、生活がかかっていますからね。
もう一生懸命に感動するワケです。
そういう風に、私はアートを生活の一部にし、楽しく生きているのですよ!
【俳句】
・夏の夜 グラス傾け 友と呑む
・寛げど 寝れども眠い 短夜や
・パタパタと 優雅に流す 団扇風
・生き甲斐は 仕事終わりの 冷やし酒
・石庭を 霞んで写す 夏暖簾