芸術村特製「あんにんご酒」
芸術村特製梅干し「すっぱうま」(高級「豊後梅」使用)
客室バンガローの中と飾られた絵
多目的バンガロー「八ヶ岳ハウス」
ESSAY
「大雨の芸術村と村の訪問客」
今日の芸術村は、朝早くから大雨が降り注ぎ、夜中まで土砂降りの降り止まない冷たい梅雨日となりました。
管理棟の中にいても、雨音が激しく一日中音を立てて響き渡っていました。
当然、こんな本格的な梅雨陽気では、キャンプ目当てのお客様はいらっしゃいません。
お客様がいない時にでもできること、例えば客室清掃や備品整備、又、この土地の人との交流などを本日は致しました。
実は先日、私たち亀ヶ谷夫妻とは別に、オーナーの米屋さんが1人でキャンプ場に滞在しに来た際に、梅干しを村の人と一緒に漬けました。
その漬いている具合がどんな塩梅かを見に、いつもお世話になっているこの小倉村(こごえむら)のYさんが、今日の昼過ぎに大雨の中、車でいらして下さいました。
この梅は紀州梅より値段が2倍はする「豊後梅(ぶんごううめ)」を使っており、なんとキャンプ場の近くのYさんの所有する梅林で実った本物の山梨県北杜市:地場産の梅なのです。
そして、この梅は一個の大きさが直径1.5センチあるしっかりした大ぶりの梅です。
これを、なんと300個ほども2週間目前にオーナーが収穫し、大樽に梅干しを漬け込んだのです。
このスペシャルな梅干しは毎年芸術村で作っており、芸術村特製梅干し「すっぱうま」としてお買い得価格で販売しています。
また夕方には隣村の若神子村(わかみこむら)の友人Rさんが土砂降りの中、我々亀ヶ谷夫妻に車で会いに来てくださいました。
彼とは一家月半前に長坂ゴルフ練習場で遊んだ振りでしたが、再会をまた喜びあい、たくさんお話をしました。
その話の中で嬉しかったのが、また新作絵画を描いて新構造展に出展したいと言う話をされたことでした。
実は彼は、山梨県にいるただ1人の私の絵画教室の生徒なのです。
彼は2年前に新構造神奈川展に初出展して「奨励賞」を獲った実力者でしたが、それから後はここ2年ほどバードウォッチングにハマっていて絵を描くことを忘れ気味でした。
それなのに「絵をまた描きたい」と絵画制作のことを自力で思い出してくれたことが、私は何よりも嬉しくて仕方ありませんでした。
結局、絵は、描きたい気持ちがある時に描くのが一番良いですし、彼はまさに今その時だったことがお話の中でわかったので、強く強く、言葉の力で彼の背中を押してあげました。
このように今日の芸術村は、大雨の降り頻る中なのに、村の大切な人が2人もいらっしゃいまして、とても素敵な時間が過ごせました。
こうして周りの人が応援してくれることも、私がこの芸術村運営に大変やりがいを感じる理由なのです。
支えてくれる彼らの期待に応えるためにも、これからも芸術村に力を入れて頑張っていきたいと思います!!!
大雨の中、再び私は、そう神様に誓いました。
【俳句】
・降り頻る 梅雨の雫 哀しくて
・音たてる 強き梅雨の たくましさ
・山の梅雨 バケツを返す 勢いや
・夏キャンプ マシュマロ棒で 火を囲む
・山キャンプ 自然嗜む 夏遊び