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「両親との関係を悲しく思う」

カトリック瀬田教会と私

カトリック瀬田教会と私
カトリック瀬田教会と私

YUTAKAの着物デッサン モデル:愛琥

『EDEN絵画教室』「コスチュームデッサン」より

10分で一枚を描いています


ESSAY

「両親との関係を悲しく思う」

 

 

私は、妻の愛琥という新しい家族に恵まれて、今、とても嬉しいです。

しかし、同時にまだとても悲しいです。

それは、同居する両親との関係についてです。

 

老父はいつも偉ぶって私を目の敵にし、外に聞こえるほどの大声で私を怒鳴りつけます。

だから私も黙っていませんし、正当防衛するため、それ以上の大声で怒鳴り返します。

そして老母もそれに負けまいと大声を張り上げ、年柄年中、父と母と私の3人で大声で言い争っています。

もう、外まで聞こえてどんちゃん騒ぎですよ。

ここまで、言い争っている家庭は珍しいと思います。

私にはキリスト教の教えで、仕返しをしない教育をされていますが、この場合、黙っていません。

そうしないと、最後には私が悪かったことにすり替えられますし、理不尽な理由で自分の心が殺されてしまうのを防ぎたいからです。

実は、そういう争いの声は、全部ご近所に聞こえてしまっています。

だからはっきり言って、それだけで亀ヶ谷家は近所の有名人で、正直私はもう外も恥ずかしくて歩きたくないのが本心なのです。

実際、世間様の声が怖くて、気軽になんか家の外に出られない状態ですよ。

 

両親とのことを考えると、心はいつも悲しくて死にたくなります。

振り返れば生まれてから、同じ家族でも、私一人だけ家族じゃなかった。

この自分と血を分けている両親には、幼少期から醜い争いの中で育てられたので、私は青年期に深刻な心の病になりました。

今はもうその病気も完治しましたが、今でも日常の暮らしで起こる大喧嘩と向かい合って、心はひどく痛めつけられています。

妻がいなければ、きっと私はまた病気になってしまうでしょう。

年柄年中、父と母、父と私、母と私で言い争って、家の中はいつも戦争状態です。

はっきり言って、それだけで生活の質はぐんと下がっています。

 

私は深夜にメインの仕事をこなしてますが、それもこれも争いから逃れるためです。

昼間は、争いが必ず勃発し、日常の様々な事柄に着手できません。

私は個人事業主ですし、自宅が事業所で仕事場なのに、大変な大迷惑を毎日被っています。

仕事場で争っているようじゃ、金なんか稼げませんからね。。。

何より、こんな家に嫁いだ妻が可哀想です。

私も一家を背負う身となりましたし、こんな状態では、これから家で働き続けるにも支障が出続けるので、両親の事は病院や行政などの専門機関に相談する予定です。

私を守るためにも、今の家族である大切な妻を守るためにも、両親との問題を何とかしたいと思います。

 

 

 

【俳句】

・愛されず 育ち愛する 夏の夢

・夏日陰 愛さぬ果ての 堕楽園

・星流る 愛の連鎖に 神覚え

・満月夜 泣いて迎える はぐれ鳥

・七夕夜 心張り裂け 星も見ず