伝説の美術学校『セツ・モードセミナー』
YUTAKAの卒業証書(2004年卒業)
私の宝です
ESSAY
「成功したいなら」
成功の秘訣を一つ教えましょう。
それは、「したくない時に、したくないことを敢えてやる努力。」
これが、できてこそ成功に近づきます。
我々は放っておくと「楽」を選びます。
その楽になれる時に、したくないことを敢えてやれるかどうか。。。
もうこれだけですよ。
成功の源って。
成功、成功って言うけど、成功するためには、その途中がなんで辛いのか分かりますか?
実は、安楽を選ぶ人間生理に反するんですよ。
成功するにはね。
それは、辛い状態でも頑張るような「挫けない心」がないといけないからです。
もうそれだけで、はっきり言って楽じゃありません。
それだけで辛いです。
だから、成功を手に入れるのは辛いんですよ。
要するに「強い意志」を楽になれる時にも貫けるかどうかです。
あなたが成功したいのなら、一つアドバイスできることがあります。
是非「したくないことをして」修行を積んでください。
なんでかって言えば、たとえ成功している真只中でさえ生きてる限り、辛い時があるからです。
その時、気を抜いて楽に走ると、成功は失敗に簡単に傾きかけ、維持できなくなるからです。
辛い時には、大抵は「したくないことをしないと、挽回できません。」
だから、いつだって、「したくない時にしたくないことをやれる気持ち」が必要で、「実際の行動」が伴わななきゃいけないんです。
それを常日頃、装備できているかどうかですよ、成功かどうかは。
例えば、疲れてしっかり身を休めている時だって、ピンチが襲ってきたらすぐに休憩をやめて戦わなきゃいけません。
そこで、もう疲れてるから明日でいいや、となると明日にはピンチが決定打に変わり、もう再生できないこともあります。
分かり易すい例で言えば、海岸沿いで真夜中に大地震が来た時、逃げられるかどうかですね。
これから津波が来て逃げなきゃ死んじゃうのに、楽を取って寝ていたいからと逃げない人は、津波に流されて本当に死んでしまいます。
ここで、寝て起きて体が辛くても、山の方に実際に逃げることができるのが成功者です。
成功者と言われる人は皆、ピンチになれば休憩中だって戦います。
したくないことを、日常的にこなせるような態度が身についているから、それが普通にできるのです。
だから、成功が続くのですね。
そして日常的にそれができれば、実はピンチはなかなかやってこなくなるのですよ。
そして、ますます成功者は成功したまま、繁栄し続けます。
ではここで、フォークソングの女王:中島みゆきの歌「風の笛」の中の、印象的なサビを紹介しましょう。
「つらいことをつらいと言わず、イヤなことをイヤとは言わず、呑み込んで隠して押さえ込んで、黙って泣く人へ」。
もう、まさにこれですよ。
成功とは、これになれるかどうかだけです。
成功したい皆さんは、是非こういう姿勢に近づいて、どんどんしたくないことして修行を積みましょう!
芸術家として成功した私だって、今も昔もこれからも、そう言う姿勢で生きています。
【俳句】
・はっきりと 咲く向日葵の 潔さ
・なんだろう 西日追いかけ 暮れた街
・押し並べて 夢を詰め込む 夏の星
・笛鳴らせ ピンチはチャンス 夏の夕
・なあんでも ない向日葵の 克己心