ESSAY
「バチが当たると病気を授かる」
人間は悪いことをすると、その罪のために病気になると昔は思われていました。
人様に迷惑をかけたりすると、厄介な病が自分に巡ってきて襲いかかるという迷信です。
要するにバチが当たって、神様に病気にされるというわけです。
今思えば、そんなのおとぎ話かと笑っちゃいますよね?
でも、私は「これが本当なのではないか?」と、最近は思っています。
「案外、本当かも?」というか、「ホントに本当なんだな!」と、40歳を過ぎた今は思っています。
だって、周りを見ると本当にそうですもん。
もう病気だらけ。
で、みんな、いきなり病気なわけでなくて、必ず悪いことを人様にしてきたヒストリーがあります。
年齢を重ねると、病気はどんどんなる確率が高くなりますし、大体50歳を超えると病気は何かしら出てきますよね?
でも、中には80歳超えても何の疾患にも罹らない人っているじゃないですか?
それか、疾患はあっても悪くならないで、健康そのものでピンピンしている方だったりね。
そういう高齢な方を私は知っていますが、その人は本当に人格者、人間の鏡のような人ですよ!
決して表立って、人様にご迷惑をかけるようなことはありませんし、むしろ困った人がいたらいつも必ず助けてあげるような方です。
そういう80歳がよく分かると感じるのですが、みんな50歳を超えたあたりから病気になる人って、みんな今までの人生で、誰かしらに何かしらの悪さをしてきたのではないか?と思うわけです。
みんなワルだからじゃないかと。。。
で、病気の人に実際に会うと、それがわかります。
あー、これは今まで悪さした人だな、と。
だって性格、悪いですもん。
十中八九、ワルですよ、ワル。
何でもない私に対して失礼な態度を取りますし、それって私じゃなくても、他の人にも失礼な態度を取るってことでしょ?
まあ、人間、悪さをしないで50歳まで来るのは、逆に大変です。
ほとんどの人は、必ず一人くらいには悲しい思いをさせて、泣かせてきているはずです。
だから、その罪の罰を神様から受けて病気になるんだと、最近ではよく分かるように感じるのです。
で、病院に行けば、薬や手術で治るという考えが現代では当たり前ですし、お金さえ医者に払えれば実際高い確率で病気は治ります。
問題は、残りの治らない人方です。
まず治療するための金銭が無くて医者に罹れなくて治らなかったり、医療費を払って医者に罹れたとしても医者の治療方針に従わずに結局治らなかったり、高額な金銭を医者に積んでも手の施しようがないので治らない場合などです。
こうやって治らないのって、運が悪いだけなんでしょうか?
いや、違います。
悪いことをして、心を傷つけた人に謝らなかったからです。
私はそう確信しています。
問題児が心傷つけた人に罪滅ぼしをしなかった代わりに、神様がその問題児に病気を授けて、苦しい思いをすることで罪滅ぼしさせているのです。
悪いことをしたらそのうち病気になり、その悪いことを迷惑かけた人に謝らなければ、苦しい病気は治りません。
だって、神様が病気をその人に授けて、罪償いのために苦しめているからです。
そして最悪、病気が治らず、死に至ります。
あなたの命をこの世に授けた神様なのだから、授けた命も奪い放題なのだと、思ってください。
結局は、悪いことをしても、ちゃんと謝れれば病気とは無縁なんです。
仮に病気になっても、心が清くなっていれば、すぐ治ります。
病気の起こるメカニズムは、科学的な根拠にだけ頼るものでなく、実は、昔から伝わる迷信通りなんですよ。
悪いことすりゃあ、病気になる。
人の心を傷つけたら、必ずバチが当たります。
それは、愛から離れているからです。
その悪い罪を、体が苦しむことによって、神様がその人に償わせているのですよ。
【俳句】
・夏の夜 罪は病に 変わりけり
・治らない 病気抱えた 夏の夜
・悪さして 梅雨雷は 心打つ
・男梅雨 激しく雨は 罪流す
・優しけりゃ 病気敵わじ 星流る