横浜市民ギャラリーへ向かう坂
照りつける夏の日差しの朝、当番の日は毎日登ります
ESSAY
「キツイ女」
優しい男には、優しい女が寄ってきません。
逆に、厳しい女が寄ってきます。
何を隠そう、私がそうだからよく分かるのです。
私の友人関係を見ると、今はなぜか女の方が多く、しかもいつの間にやら厳しい女達に囲まれて、一人だけ弱い男みたくなってしまいした。
強い女って、弱い男を見つけると、近づいてくるんです。
性格の厳しい、トゲトゲした我の強い女の人っていますよね?
その種の女性は、世の一般的な男性なら絶対関わりたくないし、ましてや付き合いたくなどありません。
一緒にいて安心できない女など、男にとってはいない方が遥かに良いに決まってますもの。
だからそうやって、キツイ女はほとんどの男たちから忌み嫌われるので、結局優しい男を見つけて近づいてくるんですよ。
キツイ女だって女だから、男が欲しくなります。
そうしたら、彼女達は立場が上に立てそうな優しそうな男の所に行きたくなるんですね。
で、優しい男に寄ってきて何を言うのかと言えば、またトゲトゲしたイヤミや憎まれ口をシャーシャーと吐くんですね、これが。
馬鹿みたいでしょ?
そんな調子だから、その種の女はほとんど結婚できません。
少なくとも、私が知っている厳しいその種の女は、皆結婚できていないか、結婚できても破局してバツ持ち状態です。
まあ、仕方ないんですけどね。
厳しい女は絶対、男は嫌ですもん。
私だって優しい女性が断然好きですし、願わくばそういう人たちだけと仲良くなりたいです。
でも現実の私の周りの友人関係は、私の優しさにつけ込んで寄ってくる、勘弁してほしいキツイ女ばかりですよ。
まあ、彼女達のおかげで今の私が成り立っていますし、もう半分諦めてますがね。
私って、友人関係においても、笑っちゃうほど気苦労の多い人生ですねえ。
私は人から見ると優しいみたいだから、もう仕方ねえや!と、腹を括っております。
【俳句】
・嗚呼ごめん キツイ女と 遊ぶ夏
・夏遊ぶ 勘弁してよ 痛おんな
・我の強い 女が乱す 夏の園
・Sおんな いじめないでよ 夏祭り
・キツイ女(ひと) 花火のような 激しさよ