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「隼展五日目:音楽と踊り」

アブストラクト・インベーダーズ

「山賀チフィーロ」さん音楽舞踏イベント

シンセサイザー演奏の山賀チフィーロさんと、舞踏家たち
シンセサイザー演奏の山賀チフィーロさんと、舞踏家たち

YUTAKAの今日の出会い


ESSAY

「隼展五日目:音楽と踊り」

 

 

さあ、隼展五日目となりました。

本日は作品出展者の一人「山賀チフィーロさん」の音楽演奏イベントが夜6時からあるプログラムになっています。

で、先日何を演奏するのか主催者からうっすら聞いたところ、シンセサイザーだという話でした。

隼展案内状の裏を見ると山賀さん以外にも名前が書いてあってそれを尋ねると、踊り手だという話でした。

 

今日はそれ以外に「鎌倉近代美術館を残す会(以下、鎌近)」の会議も13時半から急遽展覧会会場で行うことになり、非常に中身のギッシリ詰まった1日となりました。

私は鎌近メンバーでないので、会議前に一度会場を抜け大井町を炎天下の中散策に行きました。

結局大井町駅デパート「アトレ」に行き、ギンギンに冷えた屋内で涼みながらのウインドーショッピングを楽しみました。

 

まあ、そうして2時間半ほど会場デパート「イトーヨーカドー」の外で過ごし、会場に戻ると会議は終わったようで酒盛りしていました。

私はその鎌近メンバーの中のKさんという同じ「セツ・モード・セミナー」出身者に呼ばれて空いてる席に着席し、話を少しした次第です。

Kさんとは初対面のはずですが、話してみると在学期間が被っていたりして、そういえばKさんみたいな顔の女性を見たことがあるのを思い出しました。

実は、鎌近のメンバーの酒盛りが、普段話ちゃいけないような宗教や政治のキワどい話で盛り上がっていて中には声を大きくして憤る人までいるくらいに白熱トークしている様子が見えたので、その場から立って逃げました。

私は議論なんか大嫌いですし、ちょっとした言葉の無配慮で大事の喧嘩になり身を破滅させた人間も今までに知っているので、Kさん以外と話すのを失礼しました。

しかも酒の席では気が緩んで何でも話しやすいですし、ますます取り返しのつかない喧嘩に転じやすいのも知っていますからね。

そもそも何で私たちの作品展示空間で、作品と関係のない政治宗教の不満話で閉廊時間まで何時間も酒盛りされなきゃいけないのか、個人的には正直迷惑に思いました。

 

まあまあ、そんなこともありましたが、山賀チフィーロさんと踊り手たちのコンサートイベントが始まりました。

一言で言うと、ぶったまげました。

演奏音が大音量でヒステリックになっている箇所が度々あり、踊り手も度々発狂したように叫んでは不安定に体をくねらせ演舞して、抑えきれない叫びたい気持ちを大全開に出していて、もうホントに物凄かったです。

演奏も踊りも、良い意味でクレイジーでやり切っていました。

ああ、凄まじや。

もうそれしか言えません。

 

こうして、激しい隼展五日目は、出展者皆、色んな意味でへとへとになって終わったのでした。

 

 

【俳句】

・凄まじや 女発狂 踊る夏

・夏の夜 大股開き 舞う女

・劇舞踏 セックス匂う 夏をんな

・音の波 展覧会の 響く部屋

・秋の夜の 女二人が 色に舞う