浴衣モデルデッサンの様子
デッサン後の楽しい茶話会
「EDEN絵画教室:浴衣デッサン」
本日は、私:YUTAKA主宰の「EDEN絵画教室」で浴衣デッサンでした。
モデルは画家で俳人の「松田洋子さん」に勤めて頂きました。
松田さんは私を俳句の世界に誘ってくれた恩人で、同じ俳句結社に所属する大切な先輩です。
彼女はスタイルが長身スレンダーなので、今回和服モデルとして浴衣を着て頂きました。
なんと嬉しいことに、今日はとびきり若い可愛らしい女性が新入生徒さんとして入会してくれました。
武蔵野美術大学1年生の「甲斐日南乃(ひなの)さん」です。
人物デッサンは今日が初めてだそうなので、彼女の個性に合わせながら、彼女が描いている横で丁寧に指導しました。
他の参加生徒さんは、私と同じセツ・モード・セミナー出身の人物デッサンの魔術師:「大原達郎さん」、同じ美術団体・新構造社委員の画家:「荒井令子さん」です。
この浴衣デッサン企画は、元々、大原さんの和服を描きたいという強い希望があったので、彼のために叶えてあげるところから発し、こうして実現しました。
さて、生徒さんが授業時間前に3人集まりましたが、14時定刻になってもモデルの松田さんがまだ来ていないという状態でして、電話連絡を5回ほど繰り返しても「電源が入っておりません」とメッセージが流れて全く繋がらない状態でした。
「これは困ったな。。。」と、どうするか考えあぐね、「仕方ない。今日は私がモデルをするか!」と対策は考えていました。
しばらく玄関の外に私だけ立って目印にもなってあげていましたが、一向にアトリエに来る気配がない。
その時、いきなり私の携帯にメッセージが松田さんから一件だけ届いたのです。
「上用賀3丁目にいます。」
そして、もしかしたら今この時なら電話が繋がるかもとまた電話をかけると、繋がりました!
すると、うちから近くの上用賀アートホール前にいる事が判明して、自転車で急いで迎えに行きました。
用賀駅についてから道に迷ったそうで、浴衣姿で日照りの高温熱射地獄の中、なんと1時間近くも歩き回って外で過ごしたそうで、可哀想にだいぶ弱り果てていました。
まあその後、急いで亀ヶ谷宅へ松田さんを案内して連れて行き、着いたらすぐにキンキンに冷えた冷房のアトリエに入って、扇風機も彼女に向けて風を送り、冷たい氷水も差し上げて、しばらく休憩すると、なんとか松田さんは復活してくれました。
・・・と、そこからの浴衣デッサンスタートでした。
生徒さん3人には、授業開始時刻より30分遅らせてスタートして良いか了承頂いた上で、モデルの松田さんを自転車でダッシュで迎えに行き、彼女を連れてきてから小休憩してもらい、やっとデッサン授業を始めることができました。
まあそういうことで始める前に難はありましたが、浴衣デッサン授業自体は、始まると難なく終了まで進みました。
モデルの松田さんは本当に大変で可哀想でしたが、10分ポーズを12回きちんと決めて頂き、大変感謝しております。
生徒さん3人も、浴衣モデルデッサンを真剣そのもので紙に鉛筆を走らせ、集中して取り組んでいました。
私は「日南乃さん」の横に付いて、丁寧にデッサンの仕方を導きました。
モデルも、生徒も、そして講師の私も、皆、充実したデッサン勉強時間を過ごせたと思います。
そしてデッサン授業が終わると、恒例の茶話会です。
「お疲れ様!」と、冷蔵庫で冷やした生ビールで乾杯して始め、楽しい2時間があっという間に過ぎました。
茶話会での飲み始めには、それぞれ今日描いたデッサンを皆の前で発表し合いました。
あと今日授業中に分かったのですが、なんと女性生徒さんの「荒井さん」と「日南乃さん」とモデルの「松田さん」が同じ8月生まれの乙女座でした。
しかも茶話会でさらに分かったのは、新入会員の「日南乃さん」とモデルの「松田さん」が誕生日が1日違いで、しかも学校が同じ武蔵美だとも分かり、女性陣みんなが一気に打ち解け仲良くなりました。
そういう風に、皆で楽しい話をそのままずっと花咲かせ続け、楽しいひとときは煌めきながら夜7時半に終了を迎えました。
本日はまたいろいろ難もありましたが、充実していました。
今日の運命を与えてくれた神様にまた、感謝したいと思います。
【俳句】
・浴衣着て モデル務める 秋美人
・秋始む ギャル風生徒 絵描き塾
・しんみりと 浴衣描きて 秋に染む
・扇子風 煽げば光る 良いセンス
・善き友と ミミガー食べて ビール飲る
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