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「荒井様御一行旅、山の鮨屋で締める」

荒井様御一行、東家『梨楽案』の前で記念写真
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YUTAKAと愛琥、米屋オーナーも混ざる
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美術団体「新構造社」副理事長:斉藤さんも混ざって
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ESSAY

「荒井様御一行旅、山の鮨屋で締める」

 

 

二日目に荒井様御一行は10時にチェックアウトされましたが、帰り道の途中に「北杜市考古資料館」にお連れしました。

この施設では、縄文土器をはじめとした縄文時代の遺跡から出た様々な発掘物を観覧できます。

私も初めて行くところで、ナビを入れてハイエースで赴きましたが大泉町あたりにあることがわかり、キャンプ場からは車で30分という近い距離でした。

今年の春には、長野県富士見町の縄文遺跡「井戸尻遺跡」に行ったばかりでしたが、その時の縄文土器や土偶のデザインが素晴らしすぎて、これをなんとかお客様方にもお見せしたい。

特に美術家の荒井様方達には、素晴らしい目の保養になるはずです。

そう思って、ご案内差し上げました。

結論から言うと、大正解の楽しい文化施設でした。

もうこの資料館も素晴らしい縄文展示空間が広がっておりました。

ありとあらゆる縄文土器に、ここでしかないタコの顔に直接人間の下半身がくっ付いたような遊び心満載の土偶、猪の剥製やら、耳たぶに丸い大きな穴を開けて装着するよヨーヨーくらいの大きさの耳飾り、男性器の形をした石の祭壇、女性器から子供が出てくる瞬間を形にした装飾のついた生命誕生土器、などなど。。。あらゆるものが新鮮でした。

あと、私が気になったのは、猪の顔が持ち手にデザインされた「猪面取手付き土器」というものでしたが、これが猪でなく恐竜に見えて仕方ない。

ステゴザウルスかな、と思いました。

縄文時代は、「地球人である縄文人達が他の惑星から飛来した宇宙人を神様にして仕えていた時代」だったのかと、井戸尻遺跡資料館を見た私は勝手に思っていますが、縄文人達が恐竜の存在まで知っていた事が伺えました。

 

その後は、隣にある矢田城址で皆でスケッチに興じようと思いましたが、時間の都合でやめました。

そして荒井様方が楽しみにしていた本場山梨県の「ほうとう」を食べに「小作」というほうとう専門レストランに行くことにしました。

ですが店に電話すると、客が並んで満員状態のため40分も待たされることが分かり、これでは荒井様方の予約した帰りの韮崎駅からの午後2時半の電車時刻に間に合わない。

そう思って、急遽、芸術村近くの北杜市高根町名店寿司屋「魚竹寿司」にお連れしました。

皆それぞれに、ビールに握りのお寿司を食べて、美味しい美味しいと、大満足で昼飯を楽しみました。

ネタもシャリも大きく、東京で食べる高級寿司屋に負けていない味です。

それでいてこの店の並握りは、並とは言えぬ豪華さで、大トロまで付いていて1200円という安さです。

それにビールを付けたって2000円いかないですもん。

本当にこの山の鮨屋の大将さんには、恐れ入りました。

実はこの大将さんの息子さんが元力士だそうで、店にはお相撲のポスターや相撲取りの手形を押した色紙などが飾ってあります。

大将さんはとてもスレンダーですけどね。

 

そして、荒井様御一行3人様を韮崎駅前の商業施設「ライフガーデン韮崎」までハイエースでお連れして降ろし、荒井様方の旅はひとまず山梨県では終了となりました。

皆、今回の芸術村ツアーを大満足に楽しんでいただけたようで、とても私も働き甲斐がありました。

今回、他の人も連れてきてくれて利用してくれた荒井さんには、本当に大感謝しております。

荒井さん、どうもありがとうございました!

 

 

 

【俳句】

・漢達 掴み頬張る 山の鮓(すし)

・あがり茶を 冷まして過ごす 山の鮓

・星流る 縄文土偶 宇宙旅

・山で食う めでたき鮓の 舌鼓

・芋掘れば 出てきた石の 男性器