”SHEOL”とは陰府(よみ)のことです。
つまり地獄の事です。
それは何の救いもなく罪だけの支配する暗黒の世界です。
その苦しみの世界を描いております。
自分の罪を天に赦されることもなく、人にも許されず、永遠に罪に囚われて抜け出せないとしたら、この世界は地獄でしょう。
えてして人間は、この世界そのものが陰府になる危険性を孕んでいます。
そういう世界に生きる人間の、闇の意識をイメージしています。
誰にも助けられず、苦しくて逃げられない。
惰性に沈み、悔い改めないので、永遠に逃れられない。
そういう重い罪を背負った人間の、光も救いもない壊滅的な心の叫び表現しています。